第11次去香港 Day 3

marik2007-04-27


あたかもペニンシュラの宿泊者のような顔をしてThe Verandahで朝ごはん、というのを一度やってみたかったので、やってみました。アメリカンブレックファストだったか何だったかを所望すると、同じ値段でビュッフェもあるヨ、とウェイターにオススメされたものの、サービスされる楽しみも含めて満喫したいので普通にオーダー。コーンフレーク、目玉焼きw/ベーコン、マフィン、コーヒ、ジュースというラインナップ。カリカリベーコン評論家としては、ちょっと辛口の評価をしたくなるカリカリベーコンだったけれど、まあ、just an experienceとい う感じの優雅な朝食でした。

海防道にあった2件のVCD屋が両方とも無くなっていたことにショックを受けつつ、DFSや裕華をさくっと廻って買い物したのちホテルに戻ってチェックアウト。いつでも人気のYMCAは今回後半2泊がどうしても取れなかったのでした。タクシーで旺角に向かい、ランガムプレイスホテルにチェックイン。やー、素敵!ウワサのガラス張りのバスルームがクール。非常に快適なおしゃれルームから外を見下ろすと、路上にせり出した市場や、あちこちのビルの雑然とした、時に荒れ果てた屋上が見えてクール。

ランガムプレイスのモールの方をうろつき、池記でランチ。雲呑ロウ麺と油菜と、サービスで出てきた熱々の豆乳。豆乳は食事が終わるまでずっと熱々だった。渋谷に池記があったのは、ほんのひとときの素敵な夢にすぎなかったよなあ。旺角の街角をしばし散策したのちホテルに戻り、Chuan Spaへ。

トリートメント開始まで時間があったので、サウナに入ったりお風呂に入ったりしてぼんやり過ごす。川(chan)スパと言うだけあって、そこここで流れいてる水音が心地よい。トリートメントは、Body Elementsというボディ45 分、フェイシャル45分のもの。ボディはごく駆け足のオイルマッサージだったのだけど、担当の女子のツボの押さえっぷりが素晴らしくて、もっとじっくりコリをほぐしてもらう長めのパッケージを選べばよかったと後悔。

施術が終わったあとは、小さいベッドが並んだリラクシングルームでドライフルーツなどつまみながらぼんやり。スパ番長(誰だよ)は、このスパかなり気に入りましたよ。番長ランキングでは、I-SpaやESPAよりも上位に躍り出ました。ラグジュアリーながらも過剰にスノッブすぎない雰囲気が心地よい。高級ホテルのスパにしては受付や施術者が慇懃ではなく、香港っぽい気さくさで「そのネイル、かわいいー!カルジェルでしょ?」とか「そのバッグ、PJのじゃない?この前東京に遊びに行ったときに私も買ったんだー」とかガンガン話しかけてくるのがカジュアルで楽しかった。

すっかりリフレッシュしたところで、街角の海天堂で亀ゼリー摂取。牛乳プリンのノリでうっかり「熱いのください」と言ってしまい、そういえば亀ゼリーのあったかいのなんて食べたことなかった!キツイかも!と一人であわててしまったけれど、いざ食べてみると無問題。シロップかけすぎで溺れんばかりのあたたかい亀ゼリーを黙々と完食。

そして旺角といえばもちろん信和中心。売り場をざっと見てまわったところ、生写真勢力地図では、現在は飛輪海が大人気っぽい。数年前はどの店を見てもジェイ・チョウさんの生写真が猛威をふるっていた時期もあったよなあ。かつて溢れていたジェイさんグッズもかなり少なくなっているし、香港での彼のアイドル的人気は影をひそめてしまったのかしら。しかしながら音楽依然范特西だから、まあいいか。

女人街を抜けて街市の中を歩いていると、果物屋さんの店先で氷の上に積まれた小ぶりなやしの実を発見。5ドル出して「ひとつ、くださいな」と言うと、おじさんがキリのようなもので椰子に穴を開け、ストローを刺して渡してくれた。キンと冷えた椰子ジュースは、野生味あふれる青い香りと素朴な甘さが美味しい。大きさは、めっちゃ大きいりんごくらいのサイズ。

椰子の実片手にさらに北上して、金魚街に。ずいぶん前に車で通ったことしかなかったので、あちらこちらの店先にぎっしりとつるされたビニル袋入り熱帯魚、という眺めを目の当たりにしてやや感動。

MTR尖沙咀まで出て、そこからスターフェリー。そのままMTRに乗り続ければ迅速にセントラルへ行かれるのに、あえてスターフェリーまで徒歩移動して、船に乗り換えてこそスターフェリーばか。旺角宿泊は、スターフェリーばかにはちと辛い立地かもしれない。

ランカイフォンでA姐さんと待ち合わせて、晩御飯はSOHO近くのベトナム料理屋へ。大人気で20分くらい待ってようやく着席し、ジャック・ブラックの魅力について熱く語り合い、ヒュー・グラントがパパラッチに豆を投げたらしい、と節分の様子を思い浮かべて爆笑しながら、美味しいベトナム料理を食す。リーズナブルかつ良いお味のナイスな店だった。名前忘れちったけど、ヨンキーの前の通りをずーっと歩いていって、道路渡って、ちょっと行ったところ(ひどい説明)。お向かいの店が餃子園でした。

デザートは満記甜品で黒ごまとくるみのお汁粉。かつては西貢に行かなければ食べられなかった満記甜品(確かそうだよね?)の甘いものが、けっこう色んなところで食べられるのはうれしい。同じビルの中に入っている「YAMADA MIYURA」というダイエットサプリかなにかのお店の、そこはかとない怪しさが気になった。

金曜の夜の蘭芳坊のクレイジーさの中を散歩。さすがにどの店も混んでいて、散々さまよった挙句こじんまりしたお洒落バーに入ったところ、周りはゲイ男子だらけだった。Oasisの"Wonderwall"のアコースティックバージョンが流れていたのだけど、どの音源なのかしらん?コスモポリタンを飲みながら歓談ののち、解散。MTRでおとなしく旺角に帰着。