インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国

marik2008-07-16


ジョーンズ博士の四作目の撮影開始、というニュースを知ったのが、ハリソン・フォードがツルハシかなにかを持ってよろよろと敵とたたかう微妙な映画を観た後だったので、もういいよハリソン、今までずっと私たちを楽しませてくれたのだから、あとはキャリスタ・フロックハートと静かにハッピーにすごしてくれればそれでいいよ、というネガティブな思いを抱いたことを謝罪します。すっごーーーーーーく面白かった!続編を作ってくれてありがとう!冒険ってたのしいね!

大がかりなアクションから小ネタまでまんべんなく力を注いだ、ものすごくお金のかかったアクション・コント大全。ほんっと笑った。笑うしかないよね、ダイナミックすぎて。インディアナ・ジョーンズあるあるネタがちょこちょこ出てくるなか、一箇所、そこはムチを使う場面でしょ!というところで使わなかったのが解せない。(追記:かわりにあのネタを出すためだったのか、と今気づいた) ハリソンの口から"I have a bad feeling about this."という言葉が出てきたとき、ハンソロだ!とニヤニヤしてしまった。そして、オチについてはもう、ああああ、骨の髄までスピルバーグだなああああ、と、ただひたすら感慨深く、微笑。

ケイト・ブランシェットの悪役っぷりが、とっても可愛らしかった。まじめに怖くやっているのかもしれないけど、そこはかとなくユーモラスな愛嬌が漂うのは、あの東欧なまりが素敵すぎるからだろうか。いかなる激しいアクションにも決して乱れぬおかっぱは、おかっぱ同盟の一員として見習いたい。

私のアジア系アメリカ人好きの原点はキー・ホイ・クァン君だなあ、とか、このシリーズにリバー・フェニックスが出ると聞いたときはめちゃくちゃ嬉しかったなあ、とか、映画を観ながらなつかしい記憶がよみがえるのは、老舗シリーズならではの味わい。来年の新春かくし芸がとても楽しみ。もちろんやるよね?インディ・ジューンズ。