第18次去香港 Day4

寝る前にみっしりと貼った湿布や運動した後に摂取したアミノ酸のおかげで、朝起きると恐れていたほどひどい筋肉痛ではなくて安心。とはいえ、ひとたびホテルを出るとちょっとした段差を降りたりするときに腿の前側になかなかの痛みが走るので、なるべくバリアフリーな場所を選んでよろよろと歩くわれわれ。

糖朝に向かい、肉のお粥、牛すじ麺、えび入り腸粉、豆腐花や楊枝金露などオーダーすると一番はじめにサーブされたのはデザート。ドライアイスもうもうでやってくる楊枝金露はご飯を食べ終わるまでもちろんおあずけです。前は、こういうとき「デザートは後よね?」と聞かれたり、わざわざ言わなくても考えてくれていたような気がするのだけど。もう、なんか、行くたびに糖朝が嫌いになるのに、どうしても行ってしまうこの不思議。ご飯のあとはH&Mへ。あいかわらず香港の予想以上の寒さを受け入れがたいのだけど、夜のクルーズ用のおしゃれ着がかなり薄手なので、代替になるあたたかくてちょっとシュッとした服か、はおれるものを探すもいまひとつ。まあ仕方ない。とりあえずわずかながらも防寒の足しになるかもしれない薄手のカーディガンなど入手。

DFSやハーバーシティ内をうろうろするも、相変わらずいまひとつ物欲がわかず、化粧品の補充のみ。糖朝でいまひとつ満たされなかった甘いもの欲を許留山の楊枝金露で満たす。あいかわらずおいしすぎる!

海ぞいをぶらぶら歩いて、香港ミュージアムのショップなどをのぞいたところで、なんだか疲れちゃったのでホテルで昼寝。香港で二日にわたって昼寝タイムをもうけるなんて、やっぱりよっぽどマラソンで体力を消耗していたのね・・・。

夕刻めざめ、ちょっとおめかしして隣の本館(ペニンシュラ)へ。3月末くらいまでの期間限定でペニンシュラ主催のハーバークルーズのパッケージがあって、なかなか魅力的なので予約しておいたのです。まずはオープントップバスに乗ってペニンシュラからスターフェリーのピアまでドライブ。徒歩3分のところを二階建てバスで走る贅沢ばんざい!しかも引率のガイドさんが結構熱心に通り過ぎる建物などの説明をしてくれるのでふむふむと聞きつつ。
前にハーバークルーズに乗ったときに利用したピアの一番左側の乗り場から専用フェリーに乗船。さっそくシャンパンがふるまわれご機嫌!船内に置かれているスナックももちろんペニンシュラのあの美味しいくるみの飴がけとか、おいしいチップスなど。シャンパンを美味しくいただきながら船のうえから眺める香港の景色はまた格別。案の定寒くて首にストールを巻いて寒い寒いと騒いでいたら、係のひとが素敵なパシュミナのストールを貸してくれて、ストール二枚巻きでぬくぬく。シャンパンをがんがん注いでくれる一方、ものすごく美味しいホットワインまでふるまわれ、非常に満足の45分クルーズでした。

船を降りるとふたたびオープントップバスペニンシュラに戻り、The Lobbyでセットディナー。グラスワイン、前菜、メイン、デザートを選ぶことができ、美味なステーキなどいただきました。夜のThe Lobbyもなかなか雰囲気があってよい。

すっかりおなかいっぱいになったところで、今度は地下のSalon de Ningに案内され、ここでもカクテルが1杯サービス。ジャズの生演奏が行われていて、ものすごーくいい感じ。上海租界チックなかんじというか。途中で女性歌手が登場し、ジャズのスタンダードナンバーなどを熱唱。このバーすごく好き!とうきうきしていたら、奥の席に座っていた中年の男女がステージとわたしたちの席のあいだのちょっと広めにとられたスペースにさっそうと滑り込んできて、おもむろにサルサっぽいダンス開始。

前日の旺角の中年男女ダンスを比べるとはるかに洗練されているものの、なんかやはり独特で微妙に面白くて、失礼にならないようひっそりと肩を振るわせつつ笑ってしまった。男性がわたしたちの前にやってきて、「さあキミたちもジョインしようゼ」的なジェスチャーをするので笑顔で首をふると「いいからおいでよ」的ジェスチャー。「いや、ほんと結構です」と笑顔で首をふると「んもう、仕方ないなあ」と腰に手をあて、またくるりと戻ってダンスに没頭、というやりとりが合計4セットぐらい繰り返され、最終的に女性のほうとも同じやりとり。シャイな日本人ですみません。