タイの島めぐり&香港 十一日目:第二十一次香港

marik2012-10-24

ぐっすり眠りはしたものの、前夜寝る前に部屋のすぐそばにあるエレベーターの音がずっと気になっていたのと、シングルルームのわびしさに心が折れそうになったのもあり、朝からフロントに行って「今日と明日でハーバービューの部屋あいてませんか?」と聞いたら運よく空きがあってすぐに部屋移動。ヤター!差額1万円でこんなにも世界が違うなんて。もう、やっぱり、このYMCAではハーバービュー以外の部屋は泊まらないと固く心に誓う。
あわてて荷造りしたので、バスルームや冷蔵庫のなかに忘れ物したり、あろうことか金庫のなかにパスポート忘れたりしていて、2度ほど前の部屋に戻り、ちょうど部屋を掃除していたおばちゃんに快く入れてもらいながら回収。あぶないあぶない。
フェリーで中環に行き、沾仔記で雲呑麺。蘭芳園で冷たい奶茶を買って一気飲み。しみじみとしあわせ。
H&Mの前を通りかかってふらっと入ったら買い物スイッチが入ってしまい、かつて日本にH&Mが無かったときのように1時間くらい延々と服を見て回ってお買い上げ。マークス&スペンサーでお買いものしたあと、ランドマークのヴィトンの前を通ったら磁石のように引き寄せられ、モノグラム柄のストールをお買い上げ。ヴィトンでは滅多に買い物しないのに、あの磁力はいったいなんだったんだろう。茫然としながらIFCに行き、茫然としながらニーハイブーツを購入し、スターフェリーで九龍に戻り、レンクロで少し冷静になって必要な化粧品だけ購入。
3時間のあいだに大陸から買い付けにきたひとみたいな大荷物になり、一旦ホテルに戻り、しばし呆然。亀ゼリーでも食べに行こう。
海天堂で亀ゼリーを食べながら、そうだ、旺角の痛快!うきうきスニーカー通りに行こう、と思い立ち、MTRで旺角に。前にリーボックのイージートーンが結構種類豊富にあって安かったからー、と思って、スニーカー通り沿いの店をひたすらリーボックだけチェックして回るも、イージートーンが全然おいてない。ほとんどの店をしらみつぶしに見たけど見つからず。いったい何故?
ホテルに戻ってA姐さんと待ち合わせて、スターフェリーで湾仔へ。夜景も素晴らしいけれど、日が沈む間際のスターフェリーからの眺めもとても美しい。
湾仔からタクシーに乗ろうとしたら、全然つかまらない!さんざん歩いてようやくタクシーの行列を見つけて乗り込んだらぜんぶ九龍いきの車だった。。。
近くのホテルのスタンドで並んでようやく乗れたタクシーで姐さんが"The Aberdeen Marina Club, please"と言ったら無言で車がスタート。ちょっと不安になって「你知唔知Marina Club?」と運転手さんに聞いたら、「我知〜。んなもん知っとるわー!」と若干感じが悪い印象。私たちが日本語で話してたら、"Japanese?"と聞かれ、昨今の情勢もあるしちょっと身構えつつ「はい」と答えたところ、おもむろにCDを入れ替えて流れてきたのが日本語のポップス。おお!古いかんじの聞いたことがない歌で「誰?」と聞いたら「ヤマグチモモエ」との返事。しかもおじさんもたどたどしい日本語で口ずさんでる。百恵ちゃんの大ファンだそうで、車内は一気になごやかムードになり、「秋桜」など流れてきたら運転手と一緒に熱唱。あの歌、歌詞もしみじみと良くて、なんだか泣きそうになった。香港のタクシーのなかで。
♪バカにしないーでよー、と歌いながら香港仔に到着。このエリア初めて来ました。21回目の香港訪問で初めてジャンボ・レストランを生でみて感激。なんとまあきらびやかな。『食神』を思い出すね!
最近姐さん夫婦がマリーナクラブの会員になったとのことで、ジャンボを眺めながらの素敵なディナー。肉とワインでごきげん!姐さんが最近バンドを始め、わたしが香港に移住することがあったらベース担当してね、とご指名。ベースなんてもう20年くらい弾いてないけど、久々のバンド活動というのも楽しそうだなー、と若干その気になりはじめている。