北米・南米シリーズ2012 Day 5: ボリビア一日目 ラパス到着

朝6時すぎにラパスに到着。世界で一番標高の高い(4071m)空港ということで、用心してゆっくりゆっくりと歩く。タクシーに乗り込み空港を出る際、羽根がもげたりしたぼろっぼろの機体が数体、空港の外れにごろんと横たわっているのが見えてちょっとビビった。
インディオな格好をした女性たちの姿に、おお!南米!とときめきながら朝の街をいく。かなり素朴。メインの市街地はすり鉢状の底にあって、山のうえから見るとものすごい絶景。長崎を縦に5倍くらいに伸ばしたような迫力。しかも朝もやにつつまれていて、かなり幻想的な光景でうっとり。
急な坂をぐねぐねと曲がりながら街に降りて行き、ホテル到着。すぐに部屋に入れたので、シャワーで生き返ったあとコカ茶をいただく。ペルーでも結構ハマって飲んでたコカ茶。美味しくないんだけど、なんだかクセになる味。高山病の予防になると言われていますね。
ここで翌日に乗るアマゾナス航空からメール。明朝7時すぎの予定だった国内線のフライトが、11時に変わったからね、とのお知らせ。でも空港には6時に来てね、という謎のメッセージ。よくわからないけど、もともと6時には行くつもりでホテルのひとにタクシーのアレンジをお願いしていたので、とくに大筋に変更なし。
ホテルの近所をぶらぶらしていると、何か小さい動物の骨とかミイラっぽいものが屋台や店先にずらりと並んでいて、ものすごく不思議な通りに迷いこんでしまった。なんだここは。

怯えながらうろうろし、ちょっとこじゃれたカフェに入店。英語メニューがあって安心。自分が何を食べたいのかよくわからなくて、なぜかサテーをオーダー。あと、ボリビアご当地のビールも。富士山頂上で飲酒しているようなものなので、酔いが回らぬよう用心しつつビール飲んで、食後にチョコラーテ・カリエンテ(ホットチョコ)をいただいたところ、めちゃくちゃ美味!!
お腹が満たされ、町中をご機嫌で歩いていると、疲れ方が尋常じゃない。3歩くらい歩いただけで心臓がばくばくして、やっぱり油断は禁物だと思い知らされた。やばいやばい死ぬ、と思いながらゆっくり歩きつづけ、大きな教会がある広場に行ったところで、皆が地べたに座り込んで思い思いにくつろいでいたので、わたしもふらふらと一人で腰をおろしてぼんやり。息をととのえ、ゆーっくりゆっくり坂道を上ってホテルまでの道を行く。途中でまた謎の生き物のミイラ屋台を見かけておびえる。
ホテルに戻ってコカ茶を浴びるように飲んで休憩。ガイドブックを見たら、先ほど通ったところは魔女の通りだかなんだかと呼ばれていて、呪術のための材料を売っていたらしい。わたしが見たのはラマのミイラっぽい。ほほう。
ホテルでごろごろして、中にあるレストランで晩ご飯。食欲があまり無いので、サーモンとアボガドの前菜みたいなやつと、かぼちゃのスープをいただいたら、どちらもびっくりするくらい美味しかった。ほかのメニューも試してみたいけど、とりあえずは胃を温存。このレストランは絶対になんでも美味しいような気がする。翌朝の出発が早いから朝食ビュッフェがいただけないのが残念。
思ったほど高山病はひどくならなさそうで良かった、と考えながら就寝。