ミャンマー&香港 三日目:ヤンゴン‐マンダレー

朝四時に起きてタクシーで空港へ。さくさくっとチェックインして待合室でぼんやり。ゴールデン・ミャンマー・エアラインズというLCCに搭乗。何気にシンガポールの直行便などもある模様。1時間弱でマンダレーに。

今回は常に20USドルくらいのゲストハウスに泊まってリーズナブルに旅をしようと誓っていたのだけれど、前日のホテルの狭さにさっそく心がゆらぎはじめており、相乗りタクシーのカウンターでガイドブックの中級ホテルに行ってもらうようリクエスト。タクシーにお坊さんと相乗り。
ミャンマーでお坊さんを見ると思い出すのは、そう、『ビルマの竪琴』。中学生のころにミキプルーン兄さん主演の映画に非常に感銘を受け、運動会のチーム対抗パフォーマンスで白いシーツをぐるぐる体に巻きつけた先輩に「水島!一緒に日本に帰ろう!」「みずしまー!」とひたすら絶叫する芝居を皆で繰り広げたことを懐かしく思い出す。ビルマに一人でさくさくやって来る大人になるとはあの頃思ってもいなかった。
空港から中心地へと向かう道はラオスの田舎道などを思い出すような雰囲気で、非常に好みのタイプの素朴な景色にテンションがあがる。道すがらたまに出店している果物の屋台などが素敵。ドリアン食べたい!ライチ!と一人で静かに興奮。中心地に入っても、高いビルがどーん!とかそういう感じではない、のんびりムードのマンダレー。いいかんじ。
お目当てのホテルにウォークインで部屋があるか尋ね、無事お部屋確保。調子に乗って1ランク上のデラックスの部屋を選択。75USドルくらい。ものすごーーく広い部屋だった。
マンダレーから船でバガンに行こうかなー、とうっすら考えており、ホテルの近くの観光案内所で船のチケットが買えると地球の歩き方に書いてあったので、街の便利なところからは若干離れているのだけど、前日の雨にしてやられた経験などをふまえ、あまりたくさん歩きたくはないのでこのホテルに決めたのでした。
ということですぐそばの観光案内所にさっそく行き、「バガン行きのスローボートのチケットがほしいのですが」と言うと、「船は明日の5:30出発なので、5:00に船つき場でチケット買えばいいですよ」とのアドバイスのみ。「え?ここで買えないんですか?」と聞いてみたところ「ここではチケット売ってません」って言われた。歩き方!!!わたし、今までの旅人生で地球の歩き方にたぶん70回くらいしてやられてる!!
船のチケットを買うこと以外に本日の予定は無く、本格的に時間をもてあまし、とりあえずお散歩。スコールに備えてメリッサを履いてきたら、やっぱちょっと足が痛いけどがんばる。
裏道をぷらぷら歩いていたんだけど、歩道自体が無いところが多くてちょっと大変。途中で挫折して大通りへと戻り、旧王宮のお堀ぞいをとぼとぼと歩き、宿やレストランがいっぱいあるらしきエリアを目指す。舗道沿いになにやら不思議なものが置いてあった。これ、なんだろ?

店先に西洋人がいる食堂を見つけ、英語メニューがあるだろうと目星をつけて入りオーダーした麺のスープをまず飲んでみたら、サッポロ一番塩ラーメンの味がした!ちょっと油っこくて、たくさん入っているパクチーに助けられながら米の麺を食べるかんじ。
食後、近くのお店でパパイア牛乳をオーダーしてしばしくつろぎ、ふたたび延々とお堀ぞいを歩いてホテルに戻る。歩いている途中でミャンマー人の若者からナンパされ、断ってもずっとついてくるので急きょ「人妻で旦那の出張についてきている」という設定で回避。空しくなんかない。。。よ。。。
ホテルに戻ってもまだ午後はやい時間。どうにも観光したい気分にならず、プールサイドでずっと読書。水着もってくればよかった!
夜はホテルのすぐそばにあるとても居心地のいいカフェで辛い肉野菜炒めやビールなど。