第二十三次去香港 一日目

旅で最も心踊る瞬間は、天袋からスーツケースを降ろすときだな。と3ヶ月ぶりにその感覚を思い出しながら準備。やっぱり旅行はいいね!
ラウンジでビールと明太子ごはんの素敵な朝ごはんをいただき、御JALビジネスクラスに搭乗。シャンパーニュを飲みながら『パーシージャクソンと魔の海』のふなっしー吹き替え部分を執拗に巻き戻して見続ける。飛行機のなかで観る映画でふなっしーの声が聞かれる日が来るなんて!本当に売れたんだなあ!と感動。そして異常に吹き替えが上手い梨。”You’re ssssso welcome!”というせりふを「どういたっシーまして!」と翻訳した人も上手いなあ。その後に観た『ジョブス』でのアシュトン・カッチャージョブズ物まねもお上手だった。
香港に到着後は、許留山でマンゴージュース買う→エアポートエクスプレスで九龍まで→送迎バスでペニンシュラ裏下車→YMCAチェックインのいつもの流れ。九龍駅からのバスが、大型バスが満員になるくらいの混みっぷりで、わたしの後ろの人は次のバスを待ってね、と言われていたほど。そして駅構内からバスが出るのも大渋滞でなかなか進まない。賑わっていますね香港。
YMCA Salisburyってたぶんわたしが人生で一番たくさん泊まってるホテルなんだけど、サービスは至極あっさりしていてintimateなかんじではないよなあ、と思っていたところ、今回は最上階のハーバービュー・スイートにアップグレードされて、ちょっとVIP気分。たまたま空いてただけかな。しかも全体的に客室が改装されているとは聞いていたけど、確かになかなかこじゃれたかんじになってる!さらに、ついにwifiサービスまで。そしてこの立地。もはやYMCA Salisburyに死角なし。



夜は窓からこの眺め。

いつもの大班足浴に行って肩&足マッサーヅ。極楽とはこのこと。重慶大履で両替。今回は一万円あたり700いくらとかだった。円安!オーシャンターミナルをさらっと流し、スターフェリーで香港島へ渡り、ifcでA姐さんと待ち合わせ。「じゃあ、いつものとこでね」と姐さんと約束を交わすのも旅の前の心踊る瞬間のひとつ。
利苑でこれまで食べ損ねてきた北京ダックを今回は姐さんがちゃんと予約しておいてくれていて、無事いただくことができました。ネギなどが巻き込みやすいようにセットされてて便利ね!好食!!

利苑のいかした日本語メニューの、「カニの肉と小エビ添え卵白を蒸すか」という問いかけに「ああ、蒸すともさ」とオーダー。卵白の茶碗蒸しでおいしかった!この上の「ハスの葉は鶏を包む」という料理名も詩的でいいよね。『少年は残酷な弓を射る』みたいな響き。利苑のメニュー全部撮影して疲れたときに見てニヤニヤしたい。

わたしたちの横のテーブル、一組目とそして入れ替わったあとの二組目もゲイのカップルだったのが気になる。食事のあとはぷらぷらっと中環をお散歩、ティファニーのお店とトラムの電停がリンクした様子が素敵だった。

昔はランカイフォンに足を踏み入れて、四方の店から鳴り響く大音量の音楽を聴くだけでうわーー!とアガったものだけど、今はもうただ五月蝿く感じるのが、本当に年をとったと思うのねー。サンタ系の装いをした西洋人がたくさんいて楽しかった。静けさを求めてSOHOへと向かい、こじんまりしたバーでおしゃべりしてたら日本人の方に声をかけられたり、なんか懐かしい楽しい香港での週末というかんじ。
ぎりぎりフェリーの最終便に間に合うかなー、と乗り場に急いだら、電気消えてた!またやってしまった。姐さんとバイバイして地下鉄で帰館。
YMCAでの一人スイートって三回目くらいなんだけど、いつもちょっとビビる。広い家で一人暮らしとか絶対無理だなー、と思いながら、足もとの明かりをつけたままビビりつつ就寝。