スペイン旅2015 Day 7 マジョルカ島-バルセロナ

11時くらいの国内線フライトに向けて空港までのシャトルバスを予約したところ、7:15のピックアップとなってしまった。早っ!ゆるみきった心身に鞭打って早起きしたおかげで、刻一刻と変わる朝焼けを堪能できました。嗚呼、さよなら地中海。また来るよ!



迎えに来た大型バスで3か所ほど他のホテルに寄って空港到着。フライトまでまだ3時間以上あるー。マジョルカには欧州各国からフライトがいっぱいあるみたいで、空港はかなり立派。南の島のテンションで買ってしまった浮かれた麦わら帽をかぶったヨーロッパの人たちが沢山いて楽しい。お土産買ったあと、朝食はバーガーキングでWhopper Jr.。ポテトにつける普通のハインツのケチャップが異様に美味しくて、ヨーロッパのハインツって味が違う!?買って帰ろうかなー、と盛り上がる。日本で買うのより甘味とコクが強い。気のせいかな?

空港内をうろうろして遊んでいたらあっという間に搭乗開始。楽園を離れ都会に戻るのがなんだか気が進まない。都会やだー!飛行機に乗り込んですぐ爆睡して起きたらバルセロナ。考えてみると、楽園まで50分だなんて、バルセロナの立地はほんとに素晴らしい。荷物をピックアップしてアライバルホールでお迎えのドライバーさんと無事合流。市内に向かう途中で不思議な美しい建造物が整然と並ぶエリアがあって、きれいだねー、と写真を撮っていていたのだけど、これなんだろ?と話しながら糸杉が多いのが気になったので、もしかしてお墓じゃないかな?とか言ってたら正解だった。写真に収めるものではありませんでしたね。

サグラダファミリアが見えるアパートメントに宿泊できる(Gaudi’s Nestというところ)、と知って昨年末ごろに部屋を予約していたのだけど、どれほど近いのかはあまり期待していなかったので、公園のすぐ裏で車が止まってビビった。まさか!こんなに近いの?!

管理事務所で鍵をもらうと、担当の細身の青年が我々2人のスーツケースを2回にわたりエレベーターなしの4階まで持って上がってくれた。ありがたや。鍵の開け方にコツがいるとのことで、やり方を教えてもらって何度やってみても開かない!5分くらい奮闘して、どうにか「ぐいぐい力をこめず、しれっと涼しい顔をして回す」というコツを覚えて開錠。人生のあらゆる場面でこういうアティチュードって必要だよね。

どうにか入れた部屋のリビングルームに行ってみて驚愕。ぷぎゃーーー!!近い!世界遺産が近すぎる!


近くのスーパーの説明から地下鉄のお得チケット情報まで、親切な青年があれこれ説明してくれて退室。2LDKの広々したアパートメントで、インテリアもシンプルだけどかわいくて、たとえ窓からの景色を差し引いたとしてもかなり高得点の宿泊施設。



興奮さめやらぬまま部屋を出ると、ちょうどオーナーとばったり会ってご挨拶。今年に入ってから日本のテレビ局が取材に来たので、それ以来日本人の予約がすごく増えたんだよー、と言っていた。バルセロナへの旅が決まったら、速攻予約を入れることをお勧めします。

アパートの隣にあるバルになだれ込み、酒&タパスタイム。マジョリカ島を去るのめちゃくちゃ寂しかったけど、都会は都会で楽しいね!ぶらっとサグラダファミリア前を散歩して、ジェラートを買い食い。この日はバルセロナもあたたかくて、半袖で全然OKだった。

近くのスーパーで買い物して部屋に戻り、自由に使っていいというアパートの屋上に行ってみるとスペイン人の老若男女がたくさん集っていて、誕生日パーティらしきものの準備をしていた。パーティ自体はまだ始まらないようなので、お邪魔します、とすみっこで持参したビール1本だけ飲んで退散。私たちが去ろうとするとちょうど皆が「しっ!静かに!」と静まりかえったので、パーティ始まっちゃう!と慌てて階段を下りていると、目隠しされた男子が彼女らしき女性に先導されて上がってきた。彼女のわくわくした笑顔がかわいかった。サグラダファミリアが間近に見える場所でサプライズってすごく素敵!

島で身についた昼寝の習慣が抜けず、おのおのソファのうえでしばし午睡。そして目覚めるとサグラダファミリアがすぐそこにある幸せ。今回の旅で初めて自撮り棒を持参したものの、正しい体勢がよくわからない。棒が写りこんだまぬけな写真ばかりがひたすら量産されたんだけど、はたしてこれは正解なのか。あと、バルセロナにおいては自撮り棒は意外とヨーロッパの中年、高齢者の方々がめっちゃ愛用してました。

美味しいパエリアを求め、メトロで海辺へと向かう。街中に可愛いアートがいろいろあってほんと楽しい。


街の中心エリアにいい感じのビーチがあるのがいいよね。

Port Olimpicにあるレストランでパエリア。ビスクみたいなのと野菜のグリルもいただく。海の恵みたっぷりの美味なるパエリアを、歯が折れることもなく無事完食できて安堵。

Port Olimpicのあたりはヨットハーバー沿いにレストランやバーやクラブがひしめいていて、水タバコが吸えるお店がいっぱいあったので心ひかれたけれど、島から上京したての身にはちょっと賑やかすぎて気がひけたとです。まっすぐ帰宅するとリビングの窓の向こうにはライトアップされたサグラダファミリアがお出迎え。わーい!