第二十五次去香港 一日目

地震。。。大きい。。。でも眠い。。。長い。。。でも眠い。このまま寝てよう。。。震源地どこ?東京湾?羽田どうなってる?もしかして電車しばらく動かない?と、いきなりぱっちり目が覚め、電車と飛行機の運行情報をにらみつつ早めに家を出発し、無事に空港着。

なぜかラウンジのご案内をいただき、ちょうど明太子たべたかったんだ!と嬉々として出国してががっと化粧品購入してサクラへ。しかしビジネスラウンジに入ることを想定してなかったので、すっごいふざけたTシャツを着てきてた。。。



10歳のときシンガポール-長崎をちびっこ一人旅で往復した際、成田のだだっぴろい静かなレストランみたいなところに案内されて「何か飲みますか?」と聞かれ、有料なのだと思いこみお小遣いを無駄につかってはいけない、と気をひきしめ「何もいらないです」と断って部屋のすみっこでじっと本を読んでいたのが、初めてのサクララウンジとの出会い。

そんな殊勝な子どもも、今では一目散にビアサーバーに向かう大人になってしまいました。



サクララウンジに行くと、窓外に広がる成田の雪景色を見てああ、あの暑い国から祖国に戻ってこられたなあとしみじみ感じたことや、静かな大人の空間で旅のおとものドナルドダックのぬいぐるみをぎゅっと抱えて星新一の『未来いそっぷ』を黙々と読んでいた時間を毎回思いだしてしまう。あのときにわきあがった「一人で旅行するのって緊張するしさびしいけれど、それもふくめてすごく楽しい!!」という感覚がワンダーラスト遺伝子の目覚めだったのだと思う。

今回の往路はプレミアムエコノミー。ほぼ満席。なんとなく見始めたお久しぶりの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の完成度の高さ!今みてもわくわく感と面白さが尋常じゃない。カルバンって呼ばれるシーン超すき。字幕のフォントの80年代感もすごい。


いつだって嬉しいハーゲンダッツ、実はちゃんとJAL仕様であることに今回はじめて気がつきました。香港に通いはじめの頃は、エコノミーでハーゲンダッツが食べられる!というのがキャセイ搭乗の大きな魅力のひとつだったのに、いつのまにかブラックモンブランみたいな棒アイスになり、そしてやがてアイスの配給そのものが消えていったよね。



インサイド・ヘッドを見てまた同じシーンで泣きながらおいおい声をあげそうになるのを必死でこらえ、マッド・マックスを見ながら「イモータン!ヒャッハー!」「V8!」とか心のなかで雄叫びをあげているうちに香港到着。

入国後の最初のタスクはe道の登録。マルコの会員証でOKとのことなんだけど、イキってJALのクリスタルのほうを提示して無事登録完了。これで出入国が劇的に楽になるわ!

税関を普通に通り抜けようとしたら係員に止められて「小姐妳從哪里來的?」と北京語で問われ、不意打ちだったのできょとんとしてたら"Where are from?"と聞き直してきたので「じゃぱん」と答えたら"ah... OK..."とリリースされた。なんなの?わたしが何人だったらNGなんだろう?
さ、いつものウェルカムドリンク!と許留山を目指すとなんと改装中だったので、しょんぼりしながらバス乗り場を目指す。今回はA10バスでホテルへ向かうという試み。青馬大橋を通るとき、橋の紹介などの観光案内が車内で流れるのが新鮮。



香港マラソンで走った懐かしい高速を通過し、あっという間に香港島へ。石なんとかという停留所で下車したら、Hotel JENはすぐそこ!これはめちゃくちゃ便利。部屋もいいかんじ。こういう、窓際のソファ的な寝っころがったり座ったりできるスペースって朝の化粧にめっちゃ便利だよね。お向かいのアパートから丸見えだけど。



小腹がすいたので近所の石なんとか熱食中心をのぞいてみたんだけど超ローカルすぎて勇気が出ず、トラムに乗って中環方面に。羅富記の看板が見えたら降りよー、と窓の外をガン見。無事到着して皮蛋痩肉粥をいただく。わーい!



このお店に行くたびに店員さんたちのまかないタイムとぶつかってる気がする。今回は、大皿4つのおかずを外から買ってきて、皆それぞれ自分のご飯やお粥の碗におかずをよそってわいわい食べていた。めっちゃおいしそう!

トラムで来た道、歩いてもそう遠くないんじゃないかな、という気がしたので、スタバでコーヒー買ってとろとろと香港大学方面に歩いて戻る。香港の街中を歩いているというこの実感だけでほんと幸せだし筋肉がするするほぐれる感じがするー。ただ湿度のせいか偏頭痛がすごい。

痛快ウキウキ乾物通りを抜けたり、竹の足場を見かけたりするだけでテンションあがる!


だらだら歩いて40分弱でホテルに戻り、シャワーを浴びてすっきりして顏を作り直した頃、ちょうどA姐さんとの待ち合わせタイム。ロビーで落ち合ってひとしきりきゃあきゃあ話し込んだあと、姐さんの地元ケネディタウン方面に散歩。
もともと外国人の多いエリアだけど、さらにSOHO化していてシャレオツなお店がいっぱい。プロムナードから見る夜景が香港っぽくなくておもしろい。



MTRが通る通ると都市伝説さながら何年も言われ続けていたケネディタウンについに完成した駅から乗車。トップアップの機械とか、改札の仕様とかも新しいシステムになってるのね。


いつもの利苑で北京ダックと豚のローストと、なんか茸とか野菜とか炒めたやつ。利苑のメニューの日本語を見るたびに元気になる。ずうんを軽減するスープで偏頭痛治るかな?ってか、クロコダイルの究極丸蒸し・・・こえーー!



そしてもう豚ローストが恋しいよ。毎日食べてもいいよ。



食後はSEVVAで夜風に吹かれながら夜景を楽しみながらひたすらおしゃべりしながら飲酒。天国。HSBCはほんとどうした?ってくらい張り切ってるね。



MTRが動いているうちに帰宅。近い!好方便!