スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズが大きなプレゼンで登壇する数十分前になると必ず身内や仲間とあれこれ揉める、というのを3回くりかえします(Macintosh, NeXT Cube, iMac発表時)。
ダニー・ボイルの映像のリズム感ってほんと好きだなー、といつも思う。ので、このほぼ会話劇な映画も楽しかったです。ジョブズのあの伝記から、ちょうどおもしろいところをうまく引っ張ってきてて、それぞれのエピソードから彼のどうしようもないところや弱さや偉大さがしっかりにじみ出てるのが素晴らしい。iPod開発の元ネタはここか!という部分がちょっと泣けた。

ジョアンナ・ホフマン役のケイト・ウィンスレットの仕事人としてのかっこよさと人情味のバランスが魅力的。セス・ローゲンのウォズがすごくウォズっぽくてウケた。先週みたオデッセイに続き、ジェフ・ダニエルズジョン・スカリーをシャキッと演じてるのを見て、『帰ってきたMr.ダマー』のトラウマがさらに軽減されて安堵。。。

ジョブズのプレゼンで一番すきなのはiPhone発表のときのやつだけど、この舞台裏でもぎゃんぎゃん揉めてたのかしら、と想像すると楽しい。