パディントン2


1作目の名作っぷりを軽やかに超えたさらなる名作!もう!なんなん?!愛らしさと優しさと切なさと幸福感のせいで泣きすぎてカッスカス!ラストはわあわあ声をあげて泣きたくなるのをこらえるのが大変だったよ!!

善き心や世界の優しさに満ち満ちていながら、ところどころに悪意や悪だくみもスパイスとして混ざるので、甘々でうんざりさせないバランスが絶妙。刑務所のあれはもう、ファンタジーだからいいか。楽しかったなー。美術も相変わらずセンスいい!

そして偏見や悪意に対するパディちゃんやブラウンさん(ブラウンさんのまさかのジャン・クロード・ヴァンダム化に声だして笑ってしまった)の毅然とした態度に胸が熱くなる。

ヒュー・グラントをこんなに憎憎しく思ったのは初めてだった!一人でひっそりとシェイクスピア劇などの登場人物の台詞をとキャラクターを入れ替えながら話す場面とか、ロマンティックコメディで目をしょぼしょぼさせている以外にも彼の活躍の場はもっと沢山有り得たのではないかと思わされたけど、彼が出てたほぼ全てのロマンティックコメディが素晴らしいので無問題ね。

エンドロールで"To our friend Michael Bond"って出てきたのがまた泣けてしまった。原作者のボンドさん、去年亡くなったものね。素敵な熊をこの世界に産み出してくれてありがとう!!

同じく大好きなピーター・ラビットも実写ミックスで映画化らしく、予告編がヤバい。ドーナル・グリーソンくん(パディントン2に出てた料理人、ドーナルくんのお父さんなんだね!)がピーターたちにめっちゃ酷い目に遭いそうな感じだし、ピーターの声はジェームズ・コーデンだし、楽しそうな予感しかしない!ただ、ベアトリス・ポターの世界とは別物になってそうだけど。。。予告編の冒頭のナレーションが「青いジャケットにノーパンのうさぎ」って言ってる時点でもうヤバい。水色Tシャツにノーパンのふなっしーといい、青いコートにノーパンのパディントンといい、私は青い服にノーパンのキャラクタをこよなく愛してしまう癖があるのだと今気づかされた。