2018年1月 モントリオール 1日目: 初めてのエアカナダ、そしてlove is beautiful

成田でBB8の飛行機を初めて生で見られて嬉しかった。乗ってみたいなあ。この構図だと、手前の車がファーストオーダーの乗り物っぽく見えてくる。

カルガリー行きのフライトはフィリピン人とインド人が多く、飛行機に乗り込むなり、フィリピン人グループに連れの一人と間違われる安定のフィリピン人オーラを醸し出すわたし。
隣の座席は赤ちゃん連れのインド人夫婦で、この赤ちゃんがめっちゃいい子でメロメロになってしまった。途中何度か大泣きしたけど、全然気にならないくらい可愛かった。
彼らを含む周囲の何組かのインド人たちがベジタリアン用のミールを予約したはずなのに、彼らの分が搭載されていない騒ぎが勃発。
インドでチケットを予約した際に旅行会社がベジミールの予約もちゃんと請け負った!との彼らの主張にCAが「これからは、直接エアカナダに連絡して。たとえ彼らが99% sureって言ったとしても、インドの代理店を信じないで」と諭していてめっちゃウケた。そしてビジネスクラスあたりから持ってきたとおぼしきフルーツやスナックを大量にゲットしていて、普通のおいしくないミールよりも断然良さげ。
そわそわして寝付けず、かと言って映画にも集中できず、Game of Thronesのシーズン7に再び胸を熱くするのみ。
11時間ほどでカルガリーに到着。むかーーーし、バッファローから陸路で入国し、冬の終わりのナイアガラの滝だけ見てアメリカに戻ったのが唯一のカナダ体験。お久しぶりでございます。

入国審査だったか税関だったかで「カナダは初めて?」「20年くらい前に来たことあります」「今回は何しに来たの?」「友達に会いに来ました(無難に観光とか言えばいいのに隠せないウキウキ感)」「え、そんな昔からの知り合いなの?」「いえ、彼とは去年の夏に東京で出会って」と、どうでもいい馴れ初めを披露して無事入国。
荷物ピックアップしてまた預けてー、とかやってたら乗り継ぎフライトの搭乗時刻が迫り、焦って雑に化粧してゲートに駆けつけたら、30分の遅延。もー。
モントリオール行きの飛行機に乗りこむと周りの乗客たちが「なんか新車の匂いがするー!」「この機材おろしたてほやほや!」とうきうきしていて、確かにめっちゃ新しくてきれいだった。パーソナル画面もiPad感が強い。最近あんまり飛行機乗ってないから知らなかったけど、ここまでハイテクな雰囲気になってるのね。

このフライトでもそわそわして寝付けず、久しぶりに『ホリディ』を観てときめく。
4時間かけてやっとモントリオールに着くと荷物がなかなか出てこなくてげんなり。成田を出てからほとんど寝てないし、目は真っ赤だし、疲れてよれよれだし、およそ5ヶ月ぶりにmon chériに会うというのに、最悪のコンディション。
しかしながら、到着ロビーでI氏の顔を見た瞬間にすべて吹き飛び、馬鹿ップルモード炸裂。ああ楽しい!幸せ!この5ヶ月間、毎日朝晩のチャットのみでどうにかモチベーションを保ち続けた我々。よく頑張った!
スケジュールはIにおまかせで、とりあえず今夜は一番おフランスっぽい雰囲気があるエリアのホテルをとっておいたよ、とダウンタウンへ。
車を止めて宿に向かう路上でも2、3歩ごとに立ち止まってはキャッキャうふふと盛り上がる私たちに向かって、通りすがりの車から何やらフランス語で陽気な叫び声が。
今なんて言われたの?とIに聞いたら「Love is beautiful! って言ってた。あの人たぶん何かの薬をキメてたっぽいw」とのこと。モントリオールからの優しくもハイな歓迎というかんじで愉快。
そして超素敵なプチホテルにチェックイン。快適!幸せ!
疲れすぎていて食欲が無く、晩御飯はフルーツとかがいい!と、デリでフルーツサラダなどを仕入れて、丘の方にドライブ。素敵な夜景を見ながらフルーツをもりもり。車から降りるとマリファナの匂いが周囲に漂っていてウケた。

車窓から薄ぼんやりと眺めるモントリオールは、なんだか北米にいる気がしない、ヨーロッパ的な可憐な街並み。めっちゃいい感じ。好き!
たまにスキーウェアとか着ぐるみみたいなのをかぶった若者の集団を見かける。Iglooフェスとか言う、音楽フェスがホテル近くで開催されていて、その参加者だった。夏フェスの逆転の発想が北国らしくて面白い。