2018 カナダ&キューバ旅 2日目: はじめてのプティーン

1月にめっちゃハマってしまったショコラティン(パン・オ・ショコラ)のお店、今回もガンガン通うよ!ちょっとひんやりするぐらいのちょうど気持ちのよい気候で、家から店までゆっくりお散歩。注文した後にあたためてくれる、ほかほかサクサクのショコラティンは幸せの味。

お酒の販売は23時までとか屋外での飲酒禁止とか、カナダはお酒にわりと厳しく(のわりには、飲酒運転の基準はゆるめ)、強めのお酒はSAQ(ケベック州での呼称。Société des alcools du Québec)と言う公営のリカーストアでしか買えないらしい。お店をのぞいてみると、なかなか楽しい!アイスワインの品ぞろえが少ないのが意外。日本酒の方がいっぱい置いてあった。冷えていないボトルを買った後にすぐキューンと冷やせるマシーンがかっこよかった。
さらに、近くの図書館の中を散策したり、Iが教えている大学に潜入して黙々と試験勉強する学生たちをそっと見守ったり、素敵な街並みを堪能したり。モントリオールの建物はいちいち可愛くてキュンとする。

いったん家に戻って車でお出かけ。I御用達のアジアンスーパーに連れて行ってもらう。お魚売り場では香港人らしきおじちゃんたちが広東語でガンガン話しながら魚をさばいていて楽しい。

いつも日本の料理や食材の話をするたびに「モントリオールで手に入らないものはない」とIが言うので半信半疑だったんだけど、たしかに何でもある!!うどんも蕎麦もしらたきも糸こんにゃくも香港の全蛋麺とかも普通にたくさんの種類が並んでいて、納豆も種類豊富。豆腐にいたっては日本の大きなスーパー並みかそれを超えるラインナップ。豆腐とトルティーヤが並んで売ってるのも楽しい。

惜しいわかめを発見。

中華、韓国、アフリカ、中東、インドの調味料や食材も半端なく並んでいて、あと、なによりも、野菜やハーブ類の種類の多さと安さにときめきが止まらない!菜心や芥蘭など、ここは香港?って感じの野菜祭。このスーパーに住みたい! そしてスーパーが入っているモールはあらゆる民族の人がそれぞれ心地よさそうにくつろいでいて、とても落ちつく。

ダウンタウンをしばしドライブ。街の景色ひとつひとつに心が安らぐかんじ。

ケベック州名物のプティーンを一度は食べてみたい、ということで、La Banquieseという老舗に連れてきてもらいました。すごい行列!

これがベーシックなプティーン。モッツアレラみたいな癖のない味で歯ごたえのあるチーズとグレービーソースとフレンチフライの組み合わせが、「あれ?もっとパンチ効いた味かと思ったらちょっとぼんやりしてる。もっと食べたら味がくっきりしてくるのかな?」という感じでやみつきになってしまいます。

カナダ人にとっては飲んだあとに食べたくなるものでもあるらしく、日本における締めのラーメン的な存在なのかな。ハイカロリーの背徳感もラーメンと酷似。
このお店にはいろんなトッピングがメニューに載っていて、ピーマンとマッシュルームをオーダーしてみたら、見た目も味も完全に中華。でもチーズとのバランスが絶妙。

Iおすすめのアプリコット味のビールがめちゃくちゃ美味しい!ケベック州には地元産のビールがいっぱいあってとにかく楽しい。

食べても食べても減らない中華プティーンをドギーバッグしてもらい車に戻る途中で、人んちの猫としばし戯れる。

さ、"A Quiet Place"を観に行くよ!映画館のロビーで「マンマミーア2」のポスターを見つけたIのテンションが上がり、その場で二人でダンシングクイーンを歌いながらくるくる踊る。そしてそれを気に留める人は誰もいない気楽なカナダ。
映画館で指定席じゃなくて空いてる席に適当に座る方式、なんだかめっちゃ久しぶりだった。

映画の感想を語りながらシーシャ・バーへ。知り合いのスタッフとIがモロッコ語で話していたんだけど、2人とも英語やフランス語を話すときよりキーやテンションが高いのが興味深い。久々の水タバコを吸いながらのんびり。モロッコのお茶を手際よく入れてくれるI(って全然写ってない)。高いところからシャーっと鮮やかに注ぎ入れるのがモロッコ風なのです。