2018 カナダ&キューバ旅 3日目: モントリオールからバラデロへ。LCCでキューバ初上陸

前日のプティーンの残りでブランチ。やっぱりおいしい。
ふと気づけば2分くらいなら日本語でIと会話が成立するようになっていてウケてしまった。
Iはモロッコで生まれ育ち、大学からフランス、ふたつ目の大学院からカナダに来て国籍取得、というバックグラウンドなのでモロッコ語(アラビア語)、フランス語、英語が標準装備なのに加えて、フランスとモロッコを行ったり来たりするのに何度もスペインを通過したためスペイン語が普通に身についてしまったり、子どもの頃からインド映画が好きでヒンディ語もそこそこわかるようになっていたり、謎の言語能力の持ち主。
さらに去年はじめて日本に来て以来、日本語の独学を開始し、漢字も言い回しもぐんぐん吸収していくのでおもしろい。私がフランス語を使うと結構まめにIが発音を矯正してくれるのだけど、修正ポイントをすぐに忘れてしまうので全然成長につながらない。
午後にはキューバに出発予定なので準備しなきゃ。機内持ち込みのバックパックのみで向かうので、とにかく荷物をコンパクトに!と一人悩みながら荷造りしているそばでIがずっとキューバ音楽を流していて、すきあらばダンスに誘われてつい一緒に踊ってしまうので全然作業が進まない。

どうにかパツパツの荷物を詰め込んで出発。私が乗るLCCで1月に同じくキューバに行ったIが、機内で買って食べる食事がまずいので別途持ち込んだ方がいいよ(持ち込みOKって言ってたけど、実際どうなんだろう?)、と、ショコラティンのお店で超絶美味しいサンドイッチを買ってくれた。ついでに本日のショコラティン補給。

そういえば、カナダのお札はメープルシロップのにおいがするんだよ、と言われて嗅いでみたけど、そう思えなくもないような、違うような。

空港に行きサクッとチェックインして、しばしの別れをおおげさに惜しみ、いざバラデロへ!
日本からキューバに行くには、事前に在日キューバ大使館で"Tourist card" を発行してもらう必要があるので、申し込みのためにカード付帯の海外旅行保険の証書を発行してもらったりと準備を進めていたのですが、今回おそらく変則的なケースだと思うので参考までに書いておきます。
今回のキューバ行きはモントリオール発のパッケージをSunwing(搭乗するLCC)のサイトで申し込んだところ、料金の明細に"Tourist card"の文字が。16カナダドルくらい。調べてみると、カナダ発のフライトの機内で書類が配られるとのことで、お、これは大使館にわざわざ行かなくてもいいの?と色めきたち、念のため大使館に電話して問い合わせたところ、明細にそう書いてあるのならば日本で発行しなくても良いのでは、という見解だったので、日本での手配はなしで出発。
結果、モントオール発のSunwingの機内で無事ゲットできました。書き損じで2枚目をもらう際には追加料金が必要らしいです。あくまでも今回のケースは、ということで、カナダ以外の国を経由していく場合や、おそらく日本発着のツアーの場合は日本で事前に入手がマストのはず。

モントリオールに着いたときに空港内を角が二本生えたような不思議な乗り物がちょろちょろ走っていておもしろいなー、と思っていたら、搭乗ゲートからまさしくその乗り物に乗せられたのでちょっと興奮。沖どめの飛行機に乗るバスなんだけど、形状が独特。この、前を走ってるものと同じ形状です。飛行機のドア直結で、沖どめと言えどタラップの登り降りがないのですごく楽!


今回行くビーチリゾートのバラデロまでモントリオールからわずか3時間半のフライト。家からキューバまで3時間半っていいな。カナダ人にとってのバラデロは日本人にとってのグアム感覚なのだと思う。ウェルカムドリンクにスパークリングワインが振舞われるのが小粋。

なんでもおいしいパン屋のサンドイッチが案の定めちゃくちゃ美味しくてご機嫌。バケーションモードに入ったハイテンションなカナダ人の喧騒の中、あっという間にバラデロ到着。超スローな入国審査を経て、ホテルにいくバスに乗車。英語勉強中です、という学生のガイドさんがあれこれ話しているのを聞きながら、夜のキューバの街をわくわく眺めるもすべては闇の中。
今回泊まったOccidental Arenas Blancasは、トリップアドバイザーのレビューなどを読んでいると気が滅入るだけだったけど、いざ行ってみると全然快適でOKなホテルでした。安堵。