2018 カナダ&キューバ旅 5日目: 日帰りハバナ half of my heart is in Havana

南国の穏やかな朝の空気を引き裂くニワトリの鳴き声で本日も起床。軽く朝ごはんを食べてロビーでツアーのお迎えを待ち、ほぼオンタイムにバスが来てツアー開始。宿泊ホテル(Occidental Arenas Blancas)は、バラデロ半島の付け根付近にあるみたいで、いろんなホテルを回るので時間がかかる空港送迎もこのツアー送迎も、ピックアップは遅めで降ろしてくれるのは一番目でとても楽だった。
カナダはモントリオールしか今のところよく知らないので、カナダ人=フランス語がメインという認識に陥りかけていたけれど、同じツアーバスに乗ってるカナダ人は全員英語スピーカーで、カナダって英語で大丈夫な国なんだ!とあらためて安堵。

ハバナまで片道3時間ずっとガイドさんがひたすら話し続けてくれたおかげで、キューバの鳥、植物、食生活、生活習慣病、デートスポットからなにから、キューバに関するものすごい量と種類の情報を入手(そして忘れた)。"Fast and Furious"という映画の撮影が行われた時の盛り上がについて延々と話していて、はて、何の映画だろ?ってしばらく考えてたんだけど、カーレースの話っぽくて、あ、『ワイルドスピード』の原題ってそんな感じのタイトルだったな、と思い当たる。あのシリーズ一度も見たことないんだけど、結構がっつりとハバナが映り込んでいるみたいなので気になる。
途中のトイレ休憩で立ち寄ったサービスエリアで朝からピニャコラーダ。ココナッツミルクとシナモンが効いていて美味!

道路を普通に往きかうクラシックな車にすでにワクワクが止まらない。


あと、これ、『シェイプ・オブ・ウォーター』に出てきたティールそのものの色の車じゃないですか!

まずは旧市街の手前の要塞へ。このあたりも世界遺産に含まれているらしいです。対岸の旧市街の景色に期待が高まる!

20代のころハバナに入港したものの、ちょうど革命蜂起にぶち当たり、街中まで出かけることも、船から荷降ろしもできないまま一日でキューバを離れざるをえなかった父へのお土産に、葉巻屋でフィデル・カストロ愛用の葉巻(Montecrist)を購入。吸わないと思うけど、香りだけでも懐かしのキューバをお届けしましょう。
海底トンネルを抜けて旧市街へ。なぜか分からないんだけど、なんとなくミャンマーマンダレーを思い出す空気感。街並みはちょっとヨーロッパよりで、車がいちいち可愛い。ぴっかぴかのやつは観光客向けのタクシーだったかな。




レストランでお食事。バスで隣に座っていた北京出身でトロントのチャイナタウンに22年住んでいるカナダ人と話が弾んでいたので彼女のグループと同じテーブル。ウィニペグから来ている女子二人組も同席して賑やかなランチ。ドリンクは氷抜きで!と華僑チームが主張しているのが、なんか懐かしい感じでほっとする。

ランチのあとバスに戻ると、車内でカミラ・カベロの『ハバナ』が流れていてアガる!ちょうど、この歌は今回の旅のテーマソングにしていたのです。車窓からチャイナタウンが見えて一瞬華僑チームと盛り上がるも、ハバナのチャイナタウンにいた中国人はカリブ海の他の国に移動してしまい、今はほとんど住んでいないらしいです。
革命広場で下車。翌日のメーデーに向けて若者たちがなんらかの式典のリハーサルを行っていて活気づいていた。

ゲバラ氏。

ガイドさん曰く、外国人が「カストロ」と呼び捨てにするのがキューバ人的にはちょっと違和感 があり、「フィデル」「フィデル・カストロ」”General(Commanderだったかな?おぼろげ)Castro"と呼ぶのがしっくりくる、とのこと。
旧市街の中心地で徒歩散策。もちろんガイドさん喋る喋る喋る。




モスクもあった。

ゴールデンウィークだからハバナにも日本人が結構いるんじゃないかな、と思っていたけれど、1組すれ違っただけだった。ハバナもバラデロも東洋人観光客が少なかった。そういう時期なのかな?教会の広場で一旦解散し、1時間の自由行動。
治安も悪くないし真昼だし、地図も何もなく迷子覚悟で一人でぷらぷら歩くのが最高に楽しい!!






30分くらいたったところでウィニペグから来てる二人組の片方とばったり会って、両替したいから銀行を探してるというので、さっきボケーっと歩いていたらBanqueって書いてる建物を見たような気がしたから一緒に行ってみよう!とおぼろげな記憶に頼りに案内する。途中で警官にDonde esta banque?と尋ねつつ、無事到着!したものの、長蛇の列だったので彼女は断念。二人でおしゃべりしながら迷子になりつつオンタイムで教会前に無事到着。

帰りのバスはまったりムード。往路と同じ休憩所で、今度はココナッツウォーターにラムを垂らしたドリンクを摂取。

旧市街の独特のムードも素敵だったけど、ハバナとバラデロの間にあるひなびた街並みが一番きゅんと来た。


19時ごろにはホテル着。ビュッフェで前日同様ポークやエビを焼いたやつを摂取。

部屋に戻ると斬新なベッドメイキングがなされていて1分くらい呆然と眺めていた。