オーシャンズ8/マンマ・ミーア Here We Go Again

素敵なファッションや華やかな世界がテンポよく映し出される映画にときめくのって、なんだかものすごく久しぶりな気がして、たいへん楽しかった! ゴーストバスターズ然り、今まで男性だけで普通に作られていたこういう映画が普通に女性だけで作られるのがごくごくあたりまえになる世界を諦めないでいたい。

  • マンマ・ミーア ヒア・ウィ・ゴー(アゲインもタイトルに残して欲しかった)

リリー・ジェームズ最強ムービー。映画が始まってからしばらくの間、ちょっとした知り合いのめっちゃ盛り上がってる3次会にしらふで参加したような戸惑いを感じていたのですが、なんか、初めてインド映画を観た時の衝撃をふと思い出して、インド映画鑑賞モードに切り替えたらしっくり来ました。愛と歌さえあれば、細かいことは気にすんな!イェイ!

そして、前作に続き『ダンシング・クイーン』の安定の多幸感に泣けてきて、終盤のひねり技に大泣き。エンドロールの突き抜けた楽しさも最高すぎて涙が出ちゃうし、ちょっと、もしかしたら今年観た映画で一番ハートに直球で刺さった作品かも。。。いや、まさか、こんな珍作なのに。。。という戸惑いと共に劇場を後にしたのだけど、エレベーターの中で若い子たちが「ララランドの100倍よかった!」と言っているのが聞こえて「だーよーねー!!!」と一緒に『ウォータールー』歌い踊りたくなった。間違ってない。この映画は素晴らしいです。

咀嚼しにくい部分はいっぱいあって、コリン・ファースの若い頃ってもっとめちゃくちゃ素敵だったじゃん!もっと気合い入れてオーディションして!と心が叫びたがったり、めっちゃ喋りにくそうなシェールの様子に、SATCでサマンサがボトックスを打つ前に看護師から「感情を表現するときは『私は怒ってる』と言葉に出して言ってくださいね」って言われているシーンを思い出したり。アンディ・ガルシアがミュージカルに出てる、という状況がすごく愉快だな、と思いました。