黄金色モントリオール 2日目: ダウンタウン散策

近所の教会の鐘が正午をお知らせするのを聞きながら、まだベッドでごろごろしているチームぐうたら。天気が良さそうだし、ダウンタウンでも散策しようかー、とようやく身仕度。
アパートメントを出たら、隣の家の猫リオーナちゃんがベランダから我々をめっちゃ見てた。かわいい。隣人の旅行中にIがお世話をしていてとても懐いていたので、「ちょっと、その女誰よ?!」とチェック入れてたのかな。

ちょうどあちこちでハロウィンの飾りつけがはじまったところで、近所のおうちもヤバめになっててウケる。

近くのブランジュリーでショコラティンとコーヒー。可愛らしい店内には繊細なデザインのケーキも色々置いてあって素敵だった。

地下鉄でダウンタウンに向かい、適当にお散歩。モントリオールで使われているフランス語は、時としてフランス人がまったくわからない言い回しがあるらしく、この広告の"Mets-en"も、フランスでは意味をなさない言葉とのこと。

英語の"Come on (ちょっとー、とか、おいおい、みたいなニュアンスのほう)"のように使われているらしい。すごく気に入ってしまい、このあと私は”Ohhhhhh, come on!"って言いたいときに"Mets-en!"を乱用するようになりました(この情報がどうでもいい2018)。で、このブランド名の”French’s”という言葉にはフレンチキスの意味もあるらしく(これもカナダ限定だったかな)、「フレンチキスする?」「やだー!」みたいなニュアンスの大人ジョークな広告。のはず。私の理解が正しければ。

あと、通路の反対側にあった広告も、オリジナルの文化から飛躍した愉快なもので、その名も「すしバーガー」。その発想はなかった。マグロたたきバーガー、サーモンたたきバーガー。なかなか攻めてる。

高層ビルの間に威風堂々とたつマリー・レーヌ・デュ・モンド大聖堂がとても素敵。中はさらに美しくて、ヨーロッパにいるような気持ち。

リスがめっちゃ見てくるので、しばし見つめ合い、「ごめん、あなたが食べられそうなもの何も持ってないのよ」と英語でお伝えすると、すぐさま踵を返して去っていった。あれ、人間が入ってたのかな。

街中で見かけると必ずテンションが上がる、大好きなSt. Hubertの配達カーとついに記念写真。嬉しすぎてアホみたいなポージング。

昔の駅舎の名残らしい何らかの建物のなかが綺麗。ホッケーチームのスタジオの近くだったかな。

この二日ぐらい前にマリファナがカナダで合法化されたので、どれくらい盛り上がっているのかと思って販売店を覗きに行くと。

すっごい並んでる!建物があるブロックをぐるーっと取り囲みそうな勢い!並んでる人に聞いてみたら「2時間待ちぐらいらしいよ」とのこと。金曜だし、皆うきうきで調達するのでしょうね。

しかし合法化される前から、街を歩いていると結構な頻度でマリファナのにおいはしていたし、吸ってる人とすれ違い様にがっつり煙を吸い込みそうになったりしていたので、あまり大きな違いは感じない。供給ルートのtransperancyは大幅に改善されるのだろうなあとは思います。

McGill大学(カナダでNo.1の大学)のキャンパスにある、Iのお気に入りの小さなmuseum に連れていってもらう。

動物のいろんな剥製があってちょっとビビるんだけど、恐竜のレプリカがあって楽しい。世界の様々な文化についても展示されていて、日本代表で神社のお守りや絵馬、仏像に鎧なども置いてあった。鉱物のコレクションも楽しかった。吹き抜けからふと下を見下ろすと、アナコンダの長い骨が棚の上に展示してあるのが見えて「あれアナコンダだってー」と言うと「君は蛇が嫌いだから、気付かないといいなあ、と思って黙ってたんだけど」と言われた。ええ子や。

さらにチャイナタウン方面に向かってお散歩。小肥羊の前を通りながら「ここの火鍋のラム肉だけは食べられる」って私毎回言ってる気がする。
素敵な壁画。

夜なに食べたい?と問われ、フィッシュ&チップス的なものがいいと所望すると、ちょうど近くにアイリッシュのエリアがあるよ〜、とおすすめのアイリッシュパブに連行。
雰囲気も料理もめっちゃナイス!

お店の隣に牛角があって、ちょっとおしゃれな高級店っぽいオーラを出していた。

寒くなってきたのでそのまま家に帰り、ぬくぬくの部屋でビール飲みながらだらだら。カナダのNetflixでは”The Office”が見られることに気づき、わたくし狂喜。以前はHULUでシーズン2か3ぐらいまで見られたのに、今日本ではUK版もUS版も、配信サービスではまったく見られないよね。嬉々としてUS版のシーズン4あたりから見はじめる。懐かしいこのうっすらと漂う狂気。