モーターサイクルダイアリーズ

サワヤカー。ガエル君爽やか。彼が時折笑顔を見せる度、ついニコニコしながら見てしまった。
チェ・ゲバラというと破天荒で豪胆なイメージを持っていたのだけど、この映画の中の医学生エルネストは繊細で純粋な優しい子。そんなおとなしめのボンが、今までに見たことのない世界を見て、出会ったことのない人達に出会って、そこから産まれた思いがチェ・ゲバラを形造るきっかけになるのだね、となんとなく納得。後に大きく燃え盛ることになる炎がそっと灯った最初の瞬間をとらえているのかな。

南米大陸の景色が素晴らしい。チリいいなー。ペルーは二月に行ったので、クスコやマチュピチュが出てくると懐かしくて心がギュンと。
ラストは実話ベースならではの映像で泣けた。爽快な後味。モーターサイクルが、言うほど活躍しないのがちょっとウケたけど、良い青春映画だった。

写真はマチュピチュでたそがれるガエル君、ではなくて私ですスミマセン。こちらへおでかけの際には、ふもとの町アグアスカリエンテスに一泊して、温泉に入るといいですよ。