2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

海角七号 君想う、国境の南

はい、ここはコミカルな部分ですよ!という場面でことごとく流れるぺこぺこの安い音楽が残念だし、男性のおセンチな言いわけをことあるごとに聞かされるのはしんどいし、主人公の女性にまったく共感できない。が、しかし。嫌いになれない映画だった。台湾で…

Precious: Based on the Novel Push/Sapphire

去年のサンダンス映画祭でグランプリをとった"Precious"の原作です。深い闇の果てに力強い希望の光が見える、いい小説だった。両親による暴力と性的虐待をうけつづけ、12歳のときに父親との間にできた子どもを産み、16歳で二人めを妊娠。学校でも先生や…

かいじゅうたちのいるところ

思っていた以上に、心の深いところを揺さぶられてしまった。見終わったあともずっと、愛おしさとやるせなさが居座っていて、かいじゅうたちの吠える声などを思い出すたびにうっかり涙ぐんでしまう。導入部の、マックスくんがべそをかいたり暴れたりする姿に…

東京大神宮で後厄の厄除け祈願。これで来年からはしばらくノー厄年!おなじみの恋みくじの記載内容の的中率が年々(いつまでひき続けるのだらうか)上がってきていて、今年にいたっては相手の属性がほぼ全項目あたっていてビビった。そこから先でどう帰結す…

ジュリー&ジュリア

第二次世界大戦の後のパリで、40歳近くになってフランス料理を習い始めたジュリア・チャイルドと、ニューヨークでもやもやと働く毎日のなかでふと思いたち、ジュリアのレシピ本にある500種類以上の料理を、365日間でぜんぶ作っていく日々をブログで報告して…

(500)日のサマー

恋愛の美しい瞬間や切ない瞬間を、時間軸を自在に行き来しながら描く、とってもチャーミングな作品。いい!すごーくいい! 主人公の男子の考えることや言動への共感の波がおさまらず"I've been there!"って100回くらい心の中で叫んだ。あなたはワタシです…

優雅なはずの一日

早起きして必死で着物を着て浅草まで行き、華やかな歌舞伎を見たのち浅草寺にお参り。銀座に移動してうろうろ。アバクロの前を通っただけであの匂いにやられてしまった。スプマンテ飲んで休憩したあと、フレンチのディナー。全体的に優雅なはずの休日なのに…

 新春浅草歌舞伎 第一部

一. 正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり) 父の仇うち!とはやる亀治郎をいさめる勘太郎、みたいな踊り。二人並んで台に乗ってザザーっと登場するときの華やかさに、ザ・新春!というおめでたい気持ちが盛り上がる。二人ともリズムの取り方がと…

今朝、洗顔後にコンタクトを入れたら、視界に強烈な違和感。裸眼のぼやけ方とは明らかに違う、異常な見えなさ具合に、目が!目が見えない!と軽くパニックになってしまい、部屋の中をうろうろうろうろした挙句テレビの前にすわり、動揺して普段は絶対に見な…

龍馬伝

いま「龍馬がゆく」に読みハマっていて、読めば読むほどに「福山先生じゃないなあ...」という思いが強くなるばかりだし、「Jin」での内野さんがあまりにも素晴らしかったりで、どうなるのか気がかりだったけれど、福山はやっぱりかっこいいなあ。ああいう龍…

謹賀新年。本年もよろしくお願いいたします。 2010年はいつもにも増していい年になりそうな予感が、根拠もなくふつふつとたぎっております。日々すこやかに、おだやかに、冷静に、しかし胸の内は熱く、日々を楽しみつつ、なにかしら実のあるものを積み上げて…