オペラ座の怪人

思い入れのあるミュージカルなので、映画館で好きな場面が次々と現れて、好きな歌がバンバン流れてくる!というだけで幸せな気持ちだった。舞台版を誠実に映像化しつつ、映画でしかできない視覚表現が嬉しいし、ちょっとしたエピソードの付け加えも邪魔にならず良かった。
クリスティーヌ役の娘さんが可愛らしい。とても耳当たりの良い声で、聴いていてとても心地良かった。LUXのコマーシャルに出そうな雰囲気だね。LUX顔。
怪人役の人が意外とかっこよさげで、どれどれ、もっと顔を良く見せておくれよ、と、何度か頭を動かして顔を覗き込もうとしたけど、いかんせん彼は平らなスクリーンの中。ラウル役は大体、6割方の女子が素敵ねえ、と好感を持つタイプがキャスティングされるであろうから、素敵なのは当然ですね。歌声もさわやかで。あと、ミニー・ドライバーがめちゃくちゃ歌上手い!と感心してたら、あれは吹き替えだったのかな。

そ、そこで突然歌い出すんだ?という驚きが映画だと際立つのだけど、やっぱりロイド・ウェーバーの音楽は良いねえ。怪人、ウザい、と思いながらも最後にはジーンとするのも音楽の力技あってのことだと思う。風呂場で"Think of Me"熱唱の日々がしばらく続きそうです。