Perhaps Love 如果・愛

marik2006-07-17

VCD鑑賞。今秋「ウィンターソング」という邦題で日本公開になるらしいですが、妥当な邦題。なんというか、ひたすら愛、愛、愛!という感じの、愛の迷宮で迷子になっている男女三人冬物語

劇中劇のミュージカル映画の部分、予告編などで観てかなり期待していたのだけれど、肝心の音楽が今ひとつだと感じてしまった。好みの問題ですが。でも張學友の歌声はさすが。こののびやかな歌声で、オペラ座の怪人の中国語版をやってほしい!と、ものすごく思った。周迅ちゃんも歌うまい。相変わらず、ファムファタルをやらせたら東洋一。

金城武の歌は、かつて彼のアルバム(最高にイカしたタイトルの「台北あにき」収録)を愛聴していたので、なんとも懐かしい思い。かねぴろサンと福山雅治の歌唱力はちょうど同じくらい、と常々思っていたのだけど、まさにそういうかんじで。歌はともかく演技部分に彼の魅力がよく出ていたと思います。黒飴のような瞳をうるませながら、Love&hateに苦しむ金城さんがいい感じです。

後味は悪くない、なんとなく余韻の残る映画なので、日本公開のあかつきには大画面でしっぽり鑑賞したいです。エリック・ツァンも出てるし!なんならエリックにも歌ってほしかった。魅惑のハイトーンボイスで。