L Change the WorLd

Lを、松山くんを、ただひたすら堪能するという意味では満足できる映画。しっかり作り上げられたキャラクターにそこはかとなく漂う愛嬌がナイス。舌ったらずなスペイン語やフランス語、ボソボソとした英語を話すところや、ダイ・ハードばりの躍動感を見せた瞬間などがぐっときた。そして、シクシク泣いているときにLがドーナツやマシュマロなどのふわふわした甘いものをいっぱい串刺しにして、そっと差し出してくれたらいいのになあ、という願望が、疲れOLの心の中に芽生えました。
鶴見辰吾の演技が上手すぎて、迫真の演技（しかも長い）におびえつつも笑いそうだった。なんというか、色んな部分が大げさで大雑把な作品だったけれど、松山キュンと福田まゆこちゃんの演技が優れていたので、思った以上に楽しく鑑賞。エンドロールで流れるレニクラ節もよかった。本編のレッチリといい、主題歌が素敵なシリーズだった。