破事兒

今年の東京国際映画祭のラインアップ発表を待ちわび、本日ようやく情報が出た!パン・ホーチョンの映画きた!ヤホーイ!観る観る!と思ったら、邦題『些細なこと』って『破事兒』のことかー。これ、香港で買ってきたVCDを先週ちょうど観たばかりだった・・・。
色合いの異なる短篇がいくつも入っている映画で、わたしはなんとなくレイモンド・カーヴァーの短篇小説集を思い出しました。下ネタ絶好調のもの、人生のささやかながらも心にひっかかる一場面をすくいとっているもの、しれーっとしたユーモアに彩られた一編など、全体を見終わったあとに心にじんわりと何かが残るような、何も残らないような、なんともいえない不思議な気持ちになる、非常に好きな映画だった。イーソンが出ているエピソードが単純だけど可笑しいのと、ジリアンが出ている一編が味わい深くて特に好き。