今日ふらっと入った店で「雨上がりの夜空に」が流れていて、ジンとした。ああ、この人はもういないんだなあ、と。この歌を生で聴いたのは遥か昔、長崎の海のそばだった。ベン・E・キングとの対バンというか共演というか、そういうライブで、ご本家と清志郎が一緒に歌う「スタンド・バイ・ミー」がものすごく贅沢で幸せだったのと、ベン・E・キング単独のステージのときにふと上を見たら、ステージの上のやぐらみたいなところで清志郎が音楽少年っぽいキラキラした無心な様子でベンのステージをのぞき込んでいたのが印象的だった。今また、あんな風にして空の上から地上の音楽を聴いているのかなあ、などとちょっとおセンチに考えてしまった。