アリス・イン・ワンダーランド

ルイス・キャロルの世界の薄気味わるい愛らしさとティム・バートンの鮮やかながらもどこかほの暗い世界との幸せな邂逅が、くらくらするほど楽しかった!

下記3つのポイントがあまりにも可愛らしすぎて愛おしすぎて、ぎゅんぎゅんした。
1. 窮地においこまれたカエルのものすごい緊張感
2. おさるの家具
3. チェシャ・キャットの毛並みのもふもふ感

途中でふと、これって「かいじゅうたちのいるところ」の19歳女子バージョンだなあ、と思い、ラストにおいては、バートンには珍しいまっすぐな成長譚だという印象が強く残った。こういうのも好きです。

劇場用3D映画はまだ2本しか見ていない(しかも1本目に見たのはは部分3Dかつ作品としても微妙・・・)けれど、私が映画に求めるのは立体感ではない、という結論に至った。メガネ着用のわずらわしさと中途半端な立体感が逆に、映画そのものの味わいを楽しむことを阻害していたようにかんじたのでした。

赤の女王のハート型の口紅の塗り方が意外とかわいいんじゃない?と思ったので、こんど家でこっそり真似してみよう。