飛行機で見た映画

  • 風雲II

風雲!なつかしい!!あの元気で無茶な香港映画が帰ってくるのね!とわくわくしながら見はじめたんだけど、前作ってたしかアンドリュー・ラウが監督してたんだよね?ああいう娯楽性を期待しちゃうとまた微妙に違うというか、オキサイド・パンが風雲シリーズを撮るのって、クリストファー・ノーランバットマンシリーズを撮るのに等しいシリアスさだよなあ、と思いました。え?ここで終わるの?って不思議だったんだけど、後編に続く・・・とかそういうことなのかな?
それにしても十年以上たって続編を撮ったのにあまり老けをかんじさせないアーロンさんとイーキンに、香港明星の意地を見た思い。悪い人役のヤムヤムは、ごっつい甲冑があまり似合っていなかったのが意外。あと、予想外にユキちゃん(ラム・シウ)が出てきたのでときめいちゃった!またなにか食べてた。

すこし退屈だったけれど、孔子とその弟子たちの一体感というかなんというか、まとまりのあるいいサッカーチームの試合を見たあとのようなかんじの感動がところどころかんじられました。チョウ・ユンファが放つ孔子のカリスマ性というか、この上司ならどこまでもついていきたい!と思わせる雰囲気はさすが。そう、この映画、なんだか企業ドラマのようだと始終おもいながら見ていました。ものすごく才気があってフェアで人格もすばらしい人だからといって、組織の中で大成功して安泰とはいかないものなのよねえ・・・としんみりしながら。主題歌がフェイ・ウォンだったのでびっくり!秋に北京と上海でコンサートがあるんだよね。行きたい・・・

あと、台北のテレビで「十月圍城」の後半部分だけをうっかり見てしまった。孫文を守るひとたちの映画。後半だけでも、いろんなひとの熱い思いと勇気にぐっときました。しかもそうそうたる豪華メンバ!エンドロールで、え!この人もこの人も出てたの?!(なにしろ超クライマックスのところしか見ていない)と、ときめいちゃった。ちゃんとはじめから映画館で見たいところだけど、日本で公開されるかしら?して!しかし胡軍がものすごくこわかった・・・。胡軍様はやっぱり白馬に乗っていてくれないと。