モンガに散る(艋舺)

80年代の台北の歓楽街・艋舺(モンガ。Notモモンガ)を舞台にした、極道の若者5人の絆の物語。台湾で大ヒットした映画!というと「海角七号」の記憶がよぎってちょっと躊躇したのだけど、いやいやいや、見ごたえのある素晴らしい映画だった。よくできている。物騒な世界で物騒なことをやらかしたり、物騒なしがらみがあったりするのだけど、そこに浮かび上がるのはまぎれもない青春の輝き。切なくて痛くて少しまぶしかった。

でもこれ、もともとジェイ・チョウさんの企画・主演でこの映画の準備が始まったとは知らなかった!ジェイの主演版みたかったなあ。エンドロールをぼーっと見ていたら、Special thanksかなにかそういうところにも周杰倫の名前を発見。モンク役の男子がすごくよかった。あと、ニウ・チェンザーが監督特権でおいしい役を自らさらっと演じていてナイス。