美國旅遊 一日目:NRT-LAX-PHX

機内で『舟を編む』を観て松田龍平に萌え死に。そして、くまもん先輩にすべてが乗っ取られた機内食が出て驚愕。太平燕を食べたあとに焼きおにぎりを浸すというローカルなメニューで、なかなか美味しかったです。
ほとんど眠らないままLAX到着。この2か月くらいずっと英語を話していなくて、入国審査ですでに緊張。最後にLAに来たのって、フォレスト・ガンプが賞を総なめしたときのアカデミー賞を見に来た(というか会場の外でリムジンから降りてくる俳優たちをキャーキャー言いながら見てただけ)以来。古っ。
空港内もなんか、ザ・ハリウッドなかんじのシュッとしたアメリカ人だらけで、外国人がいっぱい。。。と妙に緊張する始末。どうしたわたし。サウスウエスト航空のあるターミナルへの行き方を聞いたインフォメーションのおばあちゃんでさえ、ボトックス打ってるようなバリバリの現役感。
4ターミナル分くらい歩かなきゃいけないんだけど、LAの抜けるような青空の下、カラッとした空気のなかを歩くのはとても気持ちがよかった。

サウスウエスト航空は自由席で、ゾーンごとの搭乗。窓側席に座った瞬間に寝落ち。途中で目覚めると眼下はひたすら砂漠的な景色だった。
1時間ちょいでアリゾナ州フェニックスに到着し、予約していたセドナ行きのシャトルバスを探していると、予想に反して黒塗りのコージーな乗用車がお迎えに来てくれた。もう一人の乗客も一人旅の日本人女性。そのRさんといきなり意気投合し、セドナまでの2時間半のドライブがとても楽しかった。
車が進むにつれ、サボテンがどんどん増え、土がどんどん赤くなっていくのが興味深い。乾いた大地を見ながら、最近翻訳学校で訳した小説に出てきた、第二次世界大戦アリゾナ州日系人収容所の様子を思い出した。
だだっぴろい平野を走っていると、ずっと遠くの稲妻が大きく見えて、怖いけど美しかった。途中雨に見舞われつつ、セドナに入るころには晴れ模様。
セドナにはボルテックス(うずまき)と呼ばれる、大地からのエネルギーが渦巻いている場所が沢山あるパワースポット。パワースポットという言葉は大好きだけど鈍感なわたくしでも何か感じることができるのかしらん?とくに有名な4大ボルテックスのひとつ、まずはベルロックがお出迎えしてくれます。その名のとおり、釣鐘のかたち。

Rさんはこの近くのホテルで下車し、次にわたしが泊まるアップタウンへとさらに車は進む。運転しているおじさんが超いいひとで、生まれ育ちもセドナで、「セドナで暮らすのがどんなにハッピーか、ぼくのこの顔を見れば納得できるでしょ〜」と言っていて、まさに穏やかでハッピーさがにじみ出ている様子が実にうらやましかった。宿泊先のOrchard Innに到着。部屋からの眺めが絶景↓

夕暮れのアップタウンをぷらぷらと散歩。赤い岩山に囲まれ、ウエスタンな店構えが連なる街並みは、まさにディズニーランドのウエスタンランドで、非現実的だけどすごく人工的というかんじでもなく、なんだか不思議な雰囲気。とにかくほわーんとおだやかな気持ちになる。
ホテルのなかのメキシコ料理屋でマルガリータを飲みながらブリトーを食べ、ふわふわと部屋に戻る途中に見上げた星空の美しさといったら!今年の夏に宮城に行って、そこで見た星空にも激しく感動したんだけど、セドナもすごい!
お風呂に入ろうとしたら、水の出し方がわからない・・・。フロントに電話して、生まれて初めてホテルで「すみません、お湯の出し方がわからないんですけど・・・」と聞いてしまった。栓を手前に強く引くんですよー、と言われ、試してみたら出た!焦ったよ。。。