スペイン旅2015 Day 6 マジョルカ島

充実の朝ごはんもこの日が最後(翌日早朝発のため)。フロアのスタッフは朝・夜ほぼ同じメンバーで、とくに印象に残っているのは、めっちゃ男前、キュートな若者(ワンダイレクションにいそうなかんじなので我々は彼を1Dと呼んでいた)、ずんぐりしていて優しそうな男子の3名。わたしはずんぐりしていて優しそうな男子が一番お気に入りで、彼とちょっと言葉を交わしていると、テーブルに来たほかの女性スタッフが「あら、あなたスペイン語はなせるの?ネイティブのボーイフレンドを作るのが最強の外国語のレッスンよ!」と煽って去って行った。しかしほんと、スペイン南部の男子たちは珍しくわたしのツボにはまり、スペインにいる間、一日15回くらい「あの人すてき!」とあちこちで叫んでいた。これはわたしには非常にまれなことなので、スペイン語学習のモチベーションを高めるもっとも重要な要素に取り入れます。

今日はちょっとアクティブに、遊覧船でお出かけ。ホテル発着の船のアクティビティがいくつかあったんだけど、このポスター↓を見たときは震えた!下のほうの表の右、”Swimming Arrival” (from boat)って書いてる。。。行きは船、帰りは泳いで帰ってくるってこと?深く冷たい地中海を泳いで?レベル高すぎるよ!わたしたちは普通に船で行って帰ってくるコースを選びました。

船がお迎えに来て乗船。海風めっちゃ気持ちいい!私たちが泊まっていたのはマジョルカ島の地図でいうと右奥あたりに位置する入り江の多いエリアで、入り江ごとにそれぞれ趣が異なるリゾート施設がありました。どこもそれぞれビーチの個性が違っておもしろかった。広々したビーチがあるところも。






船は島の沿岸にそって航行し、各入り江のホテルに立ち寄ってはお客さんが乗降する形式。海辺や崖の上で遊んでる人たちと手をふりあったり、別荘候補地を探したり。船の売店にあった適当なアイスを選んで食べたらめちゃくちゃ美味。スペインの甘いものの甘さ、ちょうどいい。船の下部がガラス張りになっているそうなのでわくわくして見に行ったら、なんか、思ってたのと違う・・・。



船最高。地中海最高。ちょっと賑やかな漁港などにも立ち寄ったりして、計2時間ほどの船旅、大変ここちよかったです。自分ちがある入り江に帰ってくるとほっとする。なつかしいわがビーチに帰還したら、人魚がうちあげられてました。




せっかくアクティブになったと思いきやふたたびビーチで酒、読書、昼寝の通常営業復活。この日は水着を着ていたので、思いきって水にがっつり入ってみました。サウナのあとに入る冷水風呂くらいの温度かな?根性で泳ぐ!慣れたらちょっと気持ちいい!すいーーー。



ねずみ島での水中書初め(昭和の長崎っ子限定ワード?)さながらの寒中水泳を楽しみ、陸に上がってまた昼寝。忙しい。昼寝に忙しい。名残惜しくてぐずぐずといつまでもビーチに居残り。嗚呼、帰りたくないこと山のごとし。


シャワー浴びてレストランに向かうと、バーの入り口にいた支配人らしき人が冷えたカバの入ったグラスを渡してくれた。カバ無料サービスの日だったみたい。このホテルめちゃくちゃ気に入りました!と支配人に熱く伝え、いざ最後のディナー。ちゃんと美味しいご飯が毎回自動的にでることがわかっていて、何を食べようかと考える必要がない生活ってすごい楽。お客さんの数も寂しすぎない程度ににぎわっていて、でも皆とても落ち着いていて穏やかな空気が流れていて、本当に快適なホテルだった。このホテルだけは、絶対に、何があっても、中国大陸から世界に向けて集団で賑々しく飛んでいく方たちに知られてはならない。

食後に酔い覚ましのビーチ散歩。十三夜月が美しい。ぼーっと眺めていたら海のずっと向こう、沖の一部が白々と光りはじめ、高波または海中から巨大生物が現れる前兆ではないのかと本気で思って怯えていたら、月の灯りが反射していただけだった。はは。



夢見ごこちで月を堪能して部屋に戻ると、脚をめっちゃ蚊にかまれてた。マジか!寒いのに!かゆかゆで苦しみながらふけていくマジョルカ島の夜。マジョリカ・マジョルカってマジョルカ島と関係あるのかな?