インファナル・アフェア2無間序曲

あらーー。予想していたより遥かに面白かった。1よりも更に心を動かされたよ。懐かしい「欲望の街」シリーズの香りもしつつ。キャラクターを問わず全般的に、男の人ってかっこいいなあ、という思いでいっぱい。作品の中枢にびしっと通った、暑苦しくない男気にクラクラっと。ほぼ紅一点のカリーナもいい仕事してた。

アキオとエリックとジャンユーはいわずもがなの名演。どんなにくだらない映画でもこの人達が出ていると、ま、いいか、という気になるけど、このような良質の作品にぴたりとハマった時の存在感のすごさったらない。

そしてロイ・チョンが良かった。しばらく見ない間にまたデカくなったような。上背が伸びたというか。あと、トニーの若き日を違和感が無いように演じるんだ!という余文樂の健気さが伝わってきた。これからぐんぐん伸びる子だと思う。色んな映画で経験積んで欲しい。ルク役の人はすごく見たことがある顔だと思ったら、藍宇に出ていたあの人だったとは!

ちょい昔が舞台だけあって、大きな携帯電話がまさにあの頃アジア各地で見かけた形状だったのが、なんとも懐かしかった。数年後の場面に移る時、「時間」と画面に出すだけで年月が過ぎるのが荒業でかっこいい。

さて、これでネタバレの心配もなく安心して「精装追女仔2004」が見られる!