帰京。日本列島を南下しても寒さからは逃れられないと分かった。
泣きそうな気分に傾いた時に頭の中で♪ぷるぷるんのキュッのボーンという歌声を流すと、プフッと半笑いになることを発見。美香さんは偉大だ。

飛行機の中で「対岸の彼女」読了。角田光代の本に出てくる人は、自らわざと人生を生きにくくしている人が多いような気がしていて、今回の作品も同じ息苦しさを感じた。ただ、その状況からドアを蹴破ってなんとかしようとする力強さが最後に光る良いお話だと思いまちた。同じく直木賞をずいぶん前に獲った白石一郎の「海狼伝」を、実家で掘り出したので読み始めています。すっげー面白い。スケールでかくて気持ちが良い。