んーーー。ディぱーてッドは、リメイクがどうこうというのは置いといても、そんなにも卓越した映画だったかしらん?むむむ。なーんて思っちったりしたけれど、『無間道』関係者たちは、自分たちが元ネタになった作品がオスカーを獲ったというのは、それはそれで嬉しいのかもしれませんね。それならば恭喜。

しかしインファナル・アフェアのリメイク作品は、インファナル・アンフェア 無間笑 [DVD]しか認めたくないなあ、という思いがくすぶるので、無間笑のDVDを借りてきました。VCD持ってるけど、なんとなく日本語字幕で見たくなったので。やっぱり何度見ても最高だ。最高にばかだ。こうでなくっちゃ。王晶は天才。

この前友だちと、「バカ映画シリーズって最近作られてないよね」という話をしていました。ポリス・アカデミー、裸の銃を持つ男ホット・ショット・・・ああ、タイトルを口にするだけでばかばかしくてむずむずする!大好きだ!この手の、くだらなさの追求に血道をあげる映画シリーズって、最近とんとごぶさたのような気がしてさびしい。ああいう映画が作れるアメリカが好きだったんだけどなあ。今だと「最終絶叫計画」シリーズくらいかしら。でもホラー的なものが一切ダメなので、これは第一弾しか見ていません。あとは、まさに王晶の作品などの香港映画に流れる、くだらなスピリットを享受して、なんとか飢餓感から救われているというか。

わたしは本当にこういう、見るだけで脳がツルツルになりそうな映画をなによりも愛していて(だからオスカー作品の価値が分からないのかなアハハ)、普段は、好きな映画はウォン・カーウァイテリー・ギリアムの作品すべてです、みたいなことを言っているけれど、たぶん「好きな映画を3本、10秒以内に答えよ」と問われたら、「ジム・キャリーはMr.ダマー、オースティン・パワーズ裸の銃を持つ男31/3(アナ・ニコール・スミスに黙祷)」って迷わず言っちゃうと思う。『ジム・キャリーはMr.ダマー』のくだらなさはホント、心の裏ベストテン第一位です。ファレリー兄弟の最高傑作だよ。でもなぜかDVDが出てないんだよねえ。