龍虎門

marik2007-03-15

ドニー・イェンのひとり男祭り。見ごたえあるアクション満載。動きが本当に美しや。ニコラス・ツェーショーン・ユーも、戦うのに非常に邪魔そうな前髪にもめげずがんばっていた。香港の無茶なアクション映画って、どうしてこんなもに楽しいのかしら。

香港の漫画が原作らしく、戦って勝ったりしょんぼりしたりして、ちょっとした修行やら(なんとなくマトリックスっぽかった)何やらあって、ちょう手ごわい敵と戦って、オレたちが守るぜ龍虎門!という男子ワールド。間違いだらけの日本料理屋や、時代設定不詳(でもニコのファッションは70年代の若者っぽい)の街並みなどの作りこんだ世界観も面白かった。

ショーン・ユーがデビューしたころ、「ニコに似た子が出てきたなあ」と思ったことがあったのだけど、この映画で二人並んでヤイヤイ動いていると、やっぱり似てるような気がする。それぞれの顔のパーツは全然違うのに、なぜかしら。わたしがくるりのボーカルとアジアンカンフージェネレーションのボーカルの人の見分けがつかないように、香港映画に興味の無い人だったら、この二人の見分けがつかないのでは、と勝手に心配。この前も、中華娯楽ニュースを見ていたときに、また何かの作品を一緒に撮影中、というニコと文楽が並んでインタビューに答えていて、同じような服に同じようにちょっと日差しが眩しそうな表情で並んでいる姿がものすごく似ていた。同じようにかっこいい男性が二人いる、というのは目に優しくていいですね。

この映画、来月あたりに日本公開みたいだけど、邦題が近年まれに見るひどさでびっくりした。普通に「龍虎門」とか「タイガー・ドラゴン・ゲート」ではいけないのかしらん。映画は面白いのにもったいない。