marik2007-08-15

毎年のことながら、お盆に仕事をしていると、ああ大人になってしまったのだなあと思う。お墓に行って花火をして、さらによそのお墓に来ている人たちと「やびや」(ロケット花火)の打ち上げ競争に興じ、家に帰る途中で早くも出発している精霊流しの爆竹が車の下に入り込んでパンパン弾ける、というのが、身に染み付いたお盆の過ごし方なのに。そして、爆竹におびえながら家に帰りつき、冷房の効いた部屋で、沢山の親戚とともに皿うどん(withリポビタンDの瓶に入ったソース)などを食べている光景。そういったものを何度もなつかしく思い出しながら黙々と翻訳仕事。この時期、朝の電車がすいているのは嬉しい。長崎は今年も世界で一番うるさい街に変貌していたのかな。精霊流しを、もう10年くらい見ていない。爆竹の箱ごと火をつけて、路上で火柱が上がっていたりするアナーキーな光景は健在なのかしら。

なんとなくしょんぼりした気持ちに陥ったり、いやな赤におそわれたり(「ティファニーで朝食を」より)したときは ホリー・ゴライトリーきどりでティファニーのお店に行って、ダイヤの輝きなどをボーっと見るのが効果的なのだけれど、いくらなんでも渋谷にティファニーの店舗ができてしまったのは危険すぎる。仕事帰りに、どうにも元気が出ないしブレスレットでも磨いていただこうとふらりと足を踏み入れたら、なんか気づいたら新作チャームを買っていた。ハート型にしたった。