父が仕事で上京したのでお食事。日常会話はガッツ石松級にかみ合わない不思議ちゃんな父だけれど、彼の仕事の経験談だけはめちゃくちゃ面白くて、子どものころから世界のいろんな場所の話を聞くのが大好きでした。今日はじめて聞いたのが、文化大革命の真っ只中の中国に行ったときの話。中国に上陸すると、政府の人たちがバスで迎えに来て海員会館でごちそうが振舞われ、万里の長城などの観光地に連れて行ってくれたとのこと。もちろん勝手に下車したりうろついたりするのは禁止。車窓から見える人々は皆一様に人民服&帽子を着用。ワイルドスワンな世界の中で、外国人に対してはそういう対策が取られていたのかと思うと、なんともかんとも。船に戻る前には一人5冊の毛沢東語録とバッジが渡されたとのこと。それ、うちのどこにあるの?と超興奮したら、次に行ったインドで「お前たちは何故毛沢東の本なんか持っているのだ」とインド政府に没収されて焼かれ、バッジも取り上げられたらしい。あららら。