クワイエットルームにようこそ

徳井優がー。徳井優が頭から離れない・・・・。おもしろすぎる。大竹しのぶって本当に演技が上手いのだなあ、といまさらながらにあらためて実感しました。あのいかんともいいがたい憎々しさよ。
とても好きな映画だったけれど、原作を読んだときの、「ああ、いいなあぁぁぁ、これ」というしみじみとした感動を超えなかったのは、原作を書いたのも監督したのも同じ人であるがゆえに、仕方がないのかな。一度観た映画をもう一度観た気分というか。でも良かった。前半はめちゃくちゃ笑った。クドカンの何もかもが最高だった。
後半の展開にはやっぱり泣けてしまう。自分が面倒くさい女であることを認めるのって、切ないよね。そして、自分では至極まっとうだと思っていることが、実はもしかしたら正常ではないのかもしれない、と、ちょっとドキドキしてしまわずにはいられない。

舞台設定が似ている「サイボーグでも大丈夫」を見たとき、「クワイエットルームもこういう世界観だったらキツいなあ・・・」と懸念を覚えたのだけれど、全然違って安心した。今思えば、あっちの方が、全然ファンタジーだわ。