スゥイーニー・トッド

がんばった。わたしがんばった。血がたくさん流れる映画はほんとうに苦手だけど、歯をくいしばって観た。「スリーピー・ホロウ」の色彩と、「シザーハンズ」の切なさと「マーズ・アタック!」のものすごくブラックな悪ふざけを彷彿させる、とてもティム・バートンらしいダークな笑いと悲劇のかねあいが好みだった。しかし、なんとも、首まわりがもぞもぞするよ。デップとアラン・リックマンが苦虫を噛み潰したような顔でハモって歌うところが、壮大な冗談のようで、とてもいい味わいのコンビネーションだった。