バリ島四日目

marik2008-08-26

もう最終日。ホテルのすぐそばにあるダンキン・ドーナツで朝食をとったあと、ホテルのプールに初めて足を踏み入れた。中庭にあたる場所に細ながーく作られたプールエリアはなかなか美しいものの、パラソルが無いので必死で日焼け止めを塗りつけなければかなり危険。デッキチェアに寝そべったり、暑くなったらプールに腰まで使ったりしながら、暗く救いのない小説を黙々と読みふけり、ときおり耐えられなくて目をあげると、雀が水遊びしている光景が目に入ってホッとする。プールサイドにあるレストランで昼食。ピニャコラーダを頼んだら、ラムを切らしていて作れないという返答が。ロビーにあるバーには置いてあるんじゃないかしらん?と粘ると、あちらのバーでも切らしているとのこと。初日から薄っすらと感じていたこのホテルのイマイチ感にダメ押し。

ソトアヤムを食べて、再び陽光きらめくプールサイドで暗く読書。24時間後には会社にいるなんて、信じきれない・・・ 3時頃にプールから出てシャワーおよび荷造り。マタハリで買いあさった食料品や土産物ではちきれそうなスーツケースを、全体重をかけてようやく閉めることができた。チェックアウトして荷物をあずけ、ホテル内のスパへ。前述のとおりいまひとつ感が漂うホテルなのでちょっと心配だったけど、スパのほうはスタッフもサービスも素晴らしかった。最初に60分のフェイシャルで夏疲れの肌をととのえたのち、チョコレートづくしのパッケージに挑戦。部屋に入った瞬間から甘い甘いあまーーーい匂いが満ちていて幸せ。チョコの香りのオイルでがっつりマッサージ→チョコレートのスクラブで全身をごしごし→チョコレートを全身にぺたぺたと塗りつけて布に包まれる、というメニュー。部屋の中にある大きなバスタブにバブルバスが準備され、二人で入るようにとの指示。チョコのスゥイートな香りでむせかえりそうな泡の風呂に、女ふたり・・・切ないネ・・・。まあ、温泉気分で楽しかった。風呂につかりながらホットチョコレートとブラウニーまで振舞われるという、徹底的にチョコレート!なひとときに大満足でした。

チョコ臭を猛烈に立ち昇らせながら、ホテルの周りを散策。ちょっと歩くとすぐに海があることに初めて気づいた我々。しかもビーチ沿いにはマーケットやよさげなレストランもあることに初めて気づいた。そのとき、出発まであと2時間。海沿いのレストランで最後のディナー。私が執拗にサテーを食べ続けるのと同じ頻度でミーゴレンばかり食べていたクマであった。

22時前にガイドさんが迎えにきて空港へ。年々飛行機の中で眠れない体質に変わっていく自分を感じる。機内映画で「ベガスの恋に勝つルール」を鑑賞。はじめの方でキャメロンが持っているゴヤールの白いトートが、私がこの夏使い倒していたものと全く同じものだったので、ちょっと嬉しかった。アシュトン・カッチャーは、ジャック・ブラックをすごくハンサムにしたような雰囲気で、狂気を感じさせる目がよかった。