DNAがアイ・ラブ・ユー @台湾シネマ・コレクション2008

ということで、「靴に恋する人魚」のロビン・リー監督の第二作を劇場で鑑賞。前作の丁寧につくりあげられた絵本さながらのカラフルさと比べると、もう少し現実的な色合いの舞台設定なのだけど、女の子を可愛く撮る技は今作でも光っていました。テリー・クワンがかわいすぎる!さっき気づいたのだけど、「ターンレフト・ターンライト」で食堂の店員役だった子なのだね。あのとき、セシリア・チャン似の可愛い子が台湾にいるんだなあ、と印象的だった記憶が蘇った。
たとえば肥満の問題がDNAに起因している場合、肥満DNAを抑制する薬を飲むことにより痩せられる、という架空の薬を軸に、潔癖症DNAを直す薬やらなにやら登場し、そこに恋愛や粘菌がからんで大騒ぎ!という、いわゆるひとつのロマンティック・コメディなのだけど、ファンタジックな世界の中で描いているのは男女の関係の本質的な部分、という鋭い着眼点と巧みな構成力にまたしても唸らされました。素晴らしい作品です。エディ・ポンの子犬っぷりもキュートだった。