長崎に帰ってきた。大村空港の建物を出た瞬間の潮の香りに香港を思い出す。数週間前にかなり大きな手術を受けた母が、私の足の爪がはがれた話に、「いや〜、そっちのほうがゾッとする〜」とめちゃくちゃ嫌がっていたのが可笑しかった。
帰ってくる道中にザ・ポリスのライブアルバムを聞いていたのだけど、スティング先生の現役感バリバリの歌声にあらためて驚く。やはりヨガのよる鍛錬の賜物なのかしら。
あと、サミュエル・ハンチントン氏の訃報にびっくり。留学していたとき、政治学の講義の最初の課題図書が”The Clush of Civilizations“で、毎日あっぷあっぷしながら読んでいた記憶が鮮烈に蘇る。その後も彼の著書がいくつか課題になって読んでいたはずなのに、あの頃学んだことは何ひとつ頭の中に残っていないこの不思議。