初めての伊勢神宮

marik2009-03-20

お伊勢まいりに行こうぜベイベェ!今すぐに!という衝動がこみあげたのが今週の月曜日。本日まさこさまと日帰り弾丸ツアーを決行。有意義な長い一日だった。そしてずっと何かを食べていた。

4時半に起床。昨夜、へべれけの一歩手前まで痛飲したため、ほんのりとした二日酔いに包まれながら6時に新幹線で品川出発。西から向かってくる天気の悪さとすれ違いながら名古屋に着くころには雨が止んでいた。伊勢市に着いたのが9時頃。朝早めの外宮は参拝客がまだ少なくて、雨上がりの濃厚な緑の木々の中を歩いていると、心が自ずとしゃっきりする気がした。正宮の美しさは、わびさびの極致。

バスで内宮のほうに向かい、おはらい町に足を踏み入れると、そこには食の桃源郷が。まずは松阪牛の串焼き。美味なり。さらにビールを飲みながら焼き牡蠣。美味。おかげ横丁で豚捨のコロッケ。美味。ひもの塾でひもの試食。美味。伊勢海老コロッケ。美味。
まだ何か食べられる、と思いつつも、旅の目的はお参り!お参りなんです!と内宮へ。すっかり晴れて暖かくなったのと人がものすごく多いせいか、心なしか外宮よりもにぎやかで開けた雰囲気のように思えた。

大勢の人の話し声と砂利を踏みしめる音と風に吹かれて葉がこすれる音を聞きながら、江戸の人たちは一生に一度のお参りに心躍らせながら、私が今見ているのと同じ景色を見ていたのかな、などと考えた。正宮でお参りしたとき、強風で舞い上がった白い布の向こうに見えた景色がとても美しかった。またしてもわびさびの極致。満開の桜の木もあって、今年最初の桜を堪能。

お参りを終え、おかげ横丁に戻って伊勢うどん。アルデンテの対極にあるぼわーんとした食感がすごく不思議。一味と七味とうがらしをたっぷりふりかけたら、なかなか美味しい気がした。赤福やういろうを入手し、甘酒。さらに川に面して席が配置されているカフェでコーヒー。和三盆と白豆のロールケーキが、ものすごーーーーく美味しかった。

川沿いを強風にあおられながら歩いたりしたのち、猿田彦神社へ行って、バスで伊勢市駅前に戻り、カフェでお茶。電車の時間になったので駅に戻ホームでまっていたら、強風のため電車が遅れているとのアナウンス。それ早く言って!夕暮れ時の冷えた空気の中、ホームで30分ほど待って乗った電車が途中で何度も止まるうえに車内が信じきれないほど寒く、伊勢神宮で浄化された心が一気に毒づきモードに。いけないいけない。寒かったハワイの悪夢をふたたびといった具合にギンギンに冷え切ったところで、どうにか名古屋に到着。つかれた・・・。

駅のそばの地下街にある備長でひつまぶし。今週は日曜の夜からずっと毎晩ものすごく美味しいものばかり食べている贅沢ウィークなんだけど、その中でもちょっと、別格でNo.1、というくらい、このひつまぶしは美味しかった。ねぎとわさびを乗っけて食べるパターンが最高。銀座にも店舗があるなんて夢のよう。電車ですっかり下がったテンションが一気にはねあがった。食後はコメダでコーヒーとミニシロノワール。これにて満腹。ひかりの最終電車に乗りこみ、車内が暖かい電車のありがたさをかみ締めながら爆睡。