お買い物中毒な私

原作の"Shopaholic"シリーズは、読むたびに主人公のだらしなさと適当なでまかせぶりにイラっとするのに、その悪運の強さに爽快感を感じるのでついつい読んでしまう魔のシリーズ。映画は、エピソードや設定をかなり上手にまとめていて、きらめく洋服や靴の数々にキャアキャアときめいて見ることができて、とーーっても楽しかった!だって、やっぱり、どうしても欲しいんですもの!と、魅惑の品々に引きずられる感覚を具体的に映像化されて見せられると、それはもう、納得せざるをえない。めくるめくマテリアルワールドの物品のなかでも、ラストのほうでウィンドウに飾っていた、イブ・サンローランの赤いバッグが頭から離れない。
映画版のルーク(ヒロインの相手役)は、女子の理想と妄想をふんわりと詰め込んだ究極のキャラクタだと思った。また、あの、イギリスなまりがぐっと来る。素敵な俳優さんだなあ、と思ったら、ジェイン・オースティンの読書会に出ていた人だったのかー。ちょっと!彼のことググってみたんだけど、クレア・デインズの婚約者なんですって!(まさこさまへの私信)