最近みた映画:カムイ外伝/男と女の不都合な真実/南極料理人

イーキン・チェンが出ていたり、アクション監督が谷垣さんだったりする香港の香りが好ましいうえに、松山くんのふんどしサービスがあるので、星ふたつ!でも、クドカンの脚本であることを忘れてしまうほどのリズムの悪さがときどき気になった。なんだろう。そして、どうしてイーキンがああいう役で出ているんだろう?ふしぎだけど、うれしいからいいや。タランティーノが喜びそうな映画だと思った。

おもしろかった!不都合な真実という名のもとに、男女のリアルな恋愛観を標榜しつつも、これ、実はかーなり少女漫画度が高いと思う。ワイルドな男っぽさ全開の男性とやいやいケンカしつつ恋の手助けをしてもらい、彼の意外な一面を発見したりして(女性を攻撃するのは、過去の恋愛のトラウマが原因とか、すごく遊んでそうなのに実は一途とか)、最終的に、なんだかんだ言っても結局ありのままのキミを好きなんだ、と言われたり、ずいぶんファンタジック。あこがれちゃうわよね。

けっして、お腹がすいているときに見てはいけない。なにもかもがおいしそうすぎて、視覚はしあわせだけどお腹には拷問だった。共同生活のなかで最終的に擬似家族みたいになる基地の人たちの雰囲気がすごくよかった。ラーメン愛を切々と語るきたろうの愛らしさよ。もしも女性がああいう場に長逗留する場合には、基礎化粧品はどれくらいの量を持っていけばいいのだろう・・・万が一、化粧水なり美容液なりが途中で切れてしまったらどうしよう・・・恐怖!と一人で勝手に想像してパニックになった。