初秋の京都 二日目

marik2009-10-31

三条大橋のスタバで鴨川を眺めながら朝ごはん。ぽかぽか陽気できもちがよい。鞍馬山でも行ってみる?ということになり、出町柳まで行って叡山電鉄に乗り換え、鞍馬まで。途中に二軒茶屋という駅があり、その次の駅はわたしの家(三茶)かしらん、とベタなことを言わずにはいられない。鞍馬山はひんやりするかと思っていたら、心地のよい陽射しでぬくぬく。山をがんがん上っているとさらに体感温度はあがるいっぽう。ムートンブーツで山登りってけっこうたいへん。木の根がうねうねと這っている場所などが神秘的で、義経びいきにはなかなかぐっと来る山だった。

貴船のほうにくだり、貴船神社にお参り。水占いみくじの浮き上がる「凶」にビビる。 バスで貴船口まで行って叡山電鉄で再び移動。出町柳のふたばへ行くと大行列だったので塩豆大福はあきらめ、タクシーで銀閣寺方面に行って名代おめんで昼ごはん。漬け汁にたっぷりのゴマやきんぴらごぼうや漬物を入れていただくうどんが、びっくりするくらい美味しかった。

おなかが満たされたところで、哲学の道をそぞろ歩き。紅葉にはまだ早いせいか、人出が少なく落ち着いて歩くことができてよかった。翌日いく予定の龍安寺が撮りたいがために持ってきた一眼レフの充電が切れて愕然。2泊3日だからと充電器をもってこなかった自分を100回呪う。
南禅寺を通ったあたりで、この後の予定をこなすには時間が足りないような気がしてきて、あわててタクシーに。下河原阿月に行ってもらうようにお願いすると、親切な運転手さんが無線でお店の閉店時間や電話番号を調べてくれて、着く前に確認したほうがいいよー、とのアドバイス。お店に電話して三笠を予約して箱入りと、買い食い用を無事入手。できたての三笠の、ふんわりとしたパンケーキさながらの生地とふくよかなあずきのハーモニーに感激。

清水寺に向かうと、ものっすごい人出。人の波のなかをやっとの思いで地主神社に到着すると。なんと。まあ。「拝観は5時で終了しました」の看板。そのとき、午後5時7分。修学旅行の女子高校生が「えーー、ここが一番の楽しみだったのにぃーー」と嘆くそばで、彼女の約2倍の年齢のわたしも同じテンションでヘコんでいた。境内には入れそうなのでお邪魔してみると、なつかしい恋占いの石と再会。トライしてみた。5年前に来たときは、3mくらいで立ち止まってしまいどうにもこうにもだったので、今回は気合を入れて、おそれずに、大胆に、と心がけ。じわりと歩みをすすめると何かにぶつかり、Oh!大成功?!と、目を開けたら、右側にあったお守り売り場に激突していた。

三年坂をぷらぷらして、円山公園を抜けて八坂神社を通り、先斗町へ。カウンター割烹でお食事。何を食べても美味しい!京野菜ってなんだかスペシャルな感じがしてすごく好き。京都の地酒を飲み比べしたりして、かなり気持ちのよい酔いにつつまれた。ホテルに戻る途中でハロウィンを楽しむ人々を見かけ、とりあえずいったん荷物を置いて、ふたたび京都の夜へ繰り出そう!と部屋に戻るも、気づけばMが爆睡していた。更けゆく京の夜。