プレシャス

レニクラ、おひさしぶりィ!元気ぃ?と心のなかでレニー・クラビッツに話しかけつつ鑑賞。主演の女の子はすごい逸材。あの女優さんはいまだに街中で「あなたかわいそうな生い立ちなのね」と話しかけられる(Gossips情報)らしいけど、ほんと、ドキュメンタリかと見まごうばかりのリアリティあふれる存在感で、なんだか不思議な愛おしさを感じる。
小説を読んだときに感じた印象そのままに、圧倒的な悲惨さに胸が痛むけれどその先の美しい光に魅せられた。少しあっさりめだけど、原作の世界がコンパクトにテンポよくまとまっていてよかった。映画の冒頭で、原作でのプレシャスの最初のほうの書き言葉と同じように、間違いだらけのスペルでタイトルなどが書かれるのを見ただけでじわっと泣けた。