この日の日記

朝はだらだらとしたのち、故宮博物院へ。博物館の横っちょにある故宮晶華でランチ。点心をもろもろ食べていると、となりのテーブルになにやら豪快な棚みたいなものが運ばれてきたので目がくぎづけ。棚っていうか、中華的なちっこい飾棚みたいなのに、故宮博物館にある展示物をお菓子で再現したものが乗っかっていてかわいらしい。あの白菜とかをお菓子で再現しているそうです。「食べたい?オーダーしようか?」と何度も確認されるほど私はくいついていたのだけれど、棚が大きくて、すっかりお腹いっぱいになりつつある状態では完食できる気がまったくしないので辞退。

お腹いっぱいになったところで大安まで移動し、紫藤蘆という茶藝館へ。ここが!なんとも!すっごく素敵!日本風家屋と洋風のミックスの、とっても落ち着くたたずまいのお店。畳の広い部屋でゆったりくつろぎながら、雨に濡れる庭の木をながめつつ、お茶をのみながらおしゃべりするのがなんとも贅沢な時間。毎週こんな週末がいい!
名前わすれちゃったけど台湾産の緑茶と、あと阿里山かどこかの金萱茶をとって、お茶うけは茶梅、なつめとクルミのぬがぬがした食べ物(なんだこの表現)、落雁みたいなものなど。茶梅ってはじめて食べたんだけど、おいしいのね!びっくりした。台湾に残る日本家屋の雰囲気ってほんと素敵。夏休みの雨の日のおばあちゃんの家を思い出すかんじ。紫藤蘆は重要文化財になっていて、かつては知識人があつまり政治的な話に燃えたり、芸術家が集ったりしていたところらしいです。

裏道を散策したり師大夜市をうろうろしたりしたのち、なんだか牛肉麺が食べたくなってきたー!と発注したところ、タクシーでささっと林東芳牛肉麺に運ばれ、美味なる牛肉麺を堪能。マジでおいしい!最初に出てくるスープだけでも十分おいしいんだけど、テーブルに置いてあるなんかナゾの練りみそみたいなのを入れるとコクとあぶらっけが増してさらに美味! コンサートまで時間がない!でもビール飲みたい!と、ホテルまで戻ってバーで一杯。台北アリーナまでちゃちゃっと行ってMと一旦おわかれ。ライブの詳細は別途!
コンサートが終わったのは10時半前くらい。興奮さめやらずの状態で信義地区の誠品書店にいき、Mと再び合流。前日のスパで流れていて私が気に入った!と騒いでいたマイナーなCDを入手してくれていた。感謝。あと、台湾人作家の本で、英語に翻訳されている本をなにか読みたいので、あれこれ見ながらアドヴァイスをもらって購入。伊坂幸太郎の作品がほとんど中国語訳されていたのに驚いた。素晴らしい。
101の近くのバーで飲んだあと、シャングリラの近くのシャンパンバーへ移動。メニューにフラティーニがあったので嬉々としてオーダー。SATCのシーズン3の最後のエピソードに出てくるあれです。シャンパンを使ったカクテルが沢山あってすごくナイスなお店だった。