周杰倫超時代演唱會 @台北小巨蛋 on June 12

武道館以来のジェイ・チョウ氏のコンサート。ご本人を拝見するのは2008年夏のジェイ・チョウ・ナイト以来(いま自分のブログ見て思い出した。便利べんり)。待ってたよ!正面の画面に歌詞が出るので、うる覚えのうたも怪しいピンインで一緒に唄えるのがよかった。

杰倫登場一発目は「龍戦騎士」。つぎが「蛇舞」でLalaたんが出てきたのかな。Lalaちゃんはこういう曲のときのような妖艶なかんじの装いのほうが絶対魅力が増すと思う。なんとなく中近東ムードのなかでボイスパーカッションを繰り出すチョウさんが歌いはじめたのは「愛在西元前」!これ大好き!ライブで聴くのはじめて!歌詞にメソポタミアとかハムラビ法典とか出てくるから、中近東つながりで選曲していったのかな。あとは懐かしの♪ららウーの歌(タイトルを繁体字で書くのがめんどう。ウィリアムのお城みたいなタイトルのあれ)とか、「魔術先生」、フライトアテンダントがなんとかかんとかの歌あたりを歌っていたかな。
歌とピアノがすごくうまい女の子(ちょっとジョリンに似てると思った)が出てきて「黒色幽默」を歌い、途中からチョウさんも登場。20代のナイーブ男子の歌、といった趣のオリジナルも大好きだけど、女子と一緒に歌うジェイには大人の男の余裕すら漂っていて、おお、大人になったなあ、としみじみした。つぎに、なにわブラザーズ(浪花兄弟)がでてきて2曲。

ピアノ弾き語りで、四季をテーマにした曲を一曲ずつのコーナーがはじまり、春天は「稲香」これ・・・春のうたなのかー。イントロがピアノバージョンになっていた。やっぱり名曲!夏天は「陽光宅男」。これまたすごくいい!ビリー・ジョエルっぽい。ジェイが一心にピアノを弾いているときの、ちょっとだけ丸くなった背中を見るのがすごく好きだとライブでいつも思うんだけど、んー、やっぱりいいあな、と凝視していて、ふと、シースルーのブラウスに銀のスパンコールぎっしりのパンツという艶っぽすぎるいでたちに気づいて噴きだしそうになった。正直、今回はどの衣装も斬新すぎてお気に入りの衣装がひとつも見つけられなかったごめんなさい。

秋天はなんだろー、楓とか黒色毛衣とか、落ち葉のイメージの歌かなー、と思っていたら「龍捲風」。台風!そっちなんだ!いつ聴いてもいい!冬天が「說好的幸福呢」。途中で客席のメガネの男の人がアップになり、イーソンだと判明して場内大歓声。みんなだいすきイーソン・チャン台北についてからミニッツメイドのCMでイーソンの姿を見て「イーソン元気かなあ」と思っていたり(友だちか)、最近ちょうど、「ジェイが他のアーティストに提供した曲のセルフカバー集を作ったりしてくれないかなあ。ジェイが歌う『淘汰』をもう一度聴きたい!!」と熱烈に思っていたので、ジェイが「淘汰」を歌いだした瞬間、テンションが最高潮に達した。

「免費教學録影帯」で踊ったあとは、ドールハウスみたいなセットに入り込んで「時光機」、「爸我回來了」とか「雨下一整晩」、Garyと一緒に「愛的飛行日記」(♪じーんじんじんじんじんのところが好き)。「簡単愛」のイントロがはじまった瞬間、まわりが一斉に前方に走っていったのでポカーンとしていたんだけど、ジェイが下に下りてきて握手タイムだったのね。いまさらに行っても間に合わないなあと、ぼけーっとしながら姿の見えないジェイの歌を聴いていました。

周杰倫デビュー10年間の足跡をふりかえる映像が流れ、しみじみとその軌跡に感動していたら、コンサートの歴史のパートで「日本演唱會」」のあの伝説のライブ映像も一瞬ながれて、うるっときた。才能のかたまりが生み出した音楽や映画の思い出映像が次々と流れるなか、最後はどーんと「2011年 グリーンホーネット」とKato姿のチョウさんの写真が。ミシェル・ゴンドリー作品!!もー、もー、楽しみすぎる!
そしてそこで「超人不會飛」を歌うにくい演出。スター人生10年間を振り返った余韻のなかのこの歌詞は泣ける!そのあとの「以父之名」はちょっと意外なかんじ。そして「開不了口」で終わり。

アンコールはピアノを弾きながら「給我一首歌的時間」を歌いはじめ、途中から踊り。クール、クール!この歌、このときに初めてものすごくいい歌だなーと思った。そして!そして!!!まさかの「可愛女人」!だいすきなのに今まで一度も生で聴いたことがなかったので、ほんっとーに嬉しかった!そして「星晴」。すきすき!!最後はおなじみの「雙截棍」で〆。思う存分ふーふーはーひー叫んで終了。
「このツアーでもジェイは必ず日本に来てくれる」と、もはや普通に安心して思うことができるなんて、すごく幸せな状況だなあ。来るよね?たぶん?日本では「七里香」が聴きたい。