バンコク二日目

ペニンシュラバンコクの朝ごはんにはマンゴーが出るんだよ!と出発前に友人が熱く語っていたので非常に楽しみにしていたところ、んまあ!期待値をはるかに超えていた!味の安定感とフルーツの種類の豊富さが半端ない。ちょっと、もう、この朝食バッフェを知ってしまったら、他のホテルの朝食とは向き合えない・・・。そんな素敵朝食をチャオプラヤ川沿いの開けた景色を眺めながら川をわたる風に吹かれつつ食べる幸福感。もちろんマンゴーも美味。

ホテルの船で対岸のオリエンタンの船着場まで送ってもらい、エクスプレスボートに乗船。お坊さんにぶつからないように、とか気をつけなきゃいけないかんじがこれまた懐かしい。Tha Changのピアで降りて、母親とおもいきり日本語で話しながら歩いているのに、観光客狙いでうろうろしているおじさんに"Are you Thai?"とさぐりを入れられた。でた!タイに来るたびに、あなたタイ人?と地元のひとに聞かれなかったことがない記録をまた更新してしまった。「ノオ、じゃぱにーず」と言ったら案の定「王宮いくの?いくの?」とずっとついてくるので、「だいじょうぶ大丈夫」と必死で振りきろうとしている我々をよそに、いつの間にか屋台でパナマ帽を値切って買ってかぶっていた父。

ワットプラケオの詳細がすっかり忘却のかなたに去っていて、まるで初めて訪れる場所であるかのように感心。綺麗!エメラルド寺院の内部で母は「これを見られただけでバンコクに来てよかった」といたく感動していた。ワットポーまで歩いて行こうかと思ったけど、今日の観光はもうこれで十分とのことなので、タクシーでホテルに帰り、ザ・ロビーでランチ。
部屋でだらだらとしたのち、父は仕事がらみでミャンマー人に会いに行き、母と私はESPAへ。まんずまんず、ESPAの雰囲気の素晴らしさもまた格別!スウェーディッシュマッサージで首の痛みが治るかと期待していたけれど、痛みは変わらず。でもそれ以外のコリはすっきり流されて爽快。

ルブア・アット・ステート・タワーの屋上にあるバーでカクテルアワー。建物のなかから63階にある屋上に出た瞬間のインパクトがすごい!!ちょっとした山の上にいるみたい。サンセットを期待したものの雲が厚く、カクテル1杯だけ飲んで退散。 タクシーでヤワラートへ。
バンコクで中華街に行ったのは初めてだった。鮮やかでまばゆい光のなかをウキウキお散歩し、和成豊酒家でフカヒレスープやもろもろオーダーし一息ついたところで、蒸篭を持ったおばさまが「要ディムサム?」とか言ってくるので反射的に「はーがう」と応えてしまう。皮がぽろんぽろんにはがれる蝦餃子ながら、お味はよろしかった。フカヒレもひさしぶりに食べた!
デザートはドリアン。ドリアンをがーっと並べたトラックが路上に止まっていて、あけたてのドリアン果肉をその場で食べさせてくれるので、むさぼるようにドリアンに食らいつく母と私。おかわりまでしてしまった。「女房を質に入れてでもドリアンを食べる」という東南アジアのことわざは、ドリアン嫌いだった子どもの頃はまったく腑に落ちなかったのだけれど、今ならよくわかる。