第17次去香港 Day2

窓が多すぎて広すぎて、目覚めてベッドまわりのカーテンをあけるだけでもひと仕事の幸せな悲鳴。香港島がどどーんと見えたり、リビングのほうだとペニンシュラとコンニチワ状態な、さすがペニンシュラ別館(俺ルール)。

身支度ととのえ道路をわたりペニンシュラ本館に足を踏み入れプラダにふらっと入り、まだそんなに目覚めていない頭で店内を見まわすと、愛らしいベビーピンクの長財布を発見。ショーケースから出してもらって手にとってぼーっと見ていると、あれ?これベージュなんだとふと気づく。。地味。これ他にも色ありますかー、と他のも見てみるも気に入る色がなくて、あの定期いれと同じピンクがあればいいんだけどなあ、とショーケースのなかの愛らしいベビーピンクの定期いれや小さい財布を指差すと、店員男子も、「あー、あの色でこの長財布、ないですねえ」というのであきらめて、他の財布を物色していたら、「あれ?Miss! この財布、この定期いれと同じ色です!」と店員さんから言われ、ショーケースに戻された財布と並んでいる定期いれを見たら、ほんとだ!同じ色だ。光の加減で色の見え方が全然違うのね。二人してしてボケボケだった。

ここ5年くらいずっと使っていた長財布はプラダがほんの一瞬だけ出していたシリーズの、ちょっと変わったデザインのやつで、ものすごく気に入っていていつまでも使っていたかったけど老朽化したので、この財布なら跡継ぎにふさわしい気に入りようだわ、とお買い上げ。でもやっぱり日常的に使っていても、ときに地味なベージュに見えたり、たまにベビーピンクに見えてああ可愛いと思ったりする不思議な財布なのであった。

プラダの袋をぶらぶらさせながら重慶大履で両替。そして地下の蘭芳園で朝ごはんと昼ごはんのあいだみたいなごはん。アラン・タム祭りがほんと不思議だった。

海防道のほうへと向かい、しぼりたてオレンジジュースを買って九龍公園でwi-fi利用。GODでさくっと買い物したあとオーシャンターミナルへと向かい、怒涛の買い物。香港ドルが安いと思うと気が大きくなり、とにかく化粧品、必要な化粧品を補充せねば!と、ゲラン、ランコムMAC、ジュリークを次々と制覇。ものすごい荷物をかかえ、さらにWellcomeに立ち寄り、玉子麺とかポウレイ茶とか杏仁霜とか必需品を制覇。

部屋に戻って荷物を置いて、フェリーで中環へ。A姐さんと3ヶ月ぶりの再会。セントラルを歩きまわりながら怒涛の近況報告をして、IFCに戻って翡翠拉麺小籠包でごはん。乾扁四季豆を注文するも、「モウ」と言われてえええええ!と二人してショック。辛い四季豆たべたかったよ・・・。

チョイサムをオーダーしたら、おばちゃんがしばらくして戻ってきて「いま菜心が品切れして芥蘭しかないんだって。芥蘭の炒めたのでいい?」と言うので、「あ、いいです、芥蘭で」と普通に返答する私との一連のやりとりを、お向かいで聞いていたA姐さんに「よくわかるね。今の広東語なに言われてるか全然わからなかった」と言われて初めて、おお、今の広東語だったか!と気づいた。ミラクル!これくらいの広東語はもはや私は理解できないレベルに退化していると思っていたんだけど、魂レベルで交信していたのだろうか。というか、四季豆でも菜心でも、私がぱっと街市までひとっ走りして買ってくるから、お願いだから作って!

麺やら野菜やら蝦やら小龍包をがっつり食べ、次は満記甜品へGo!とIFC内を移動したら、お店が無くなっている!肩をおとしつつ本屋へ。本屋で姐さんと最近あれがよかったこれがよかったと言い合いながら洋書の棚を物色するのはいつも楽しい。わたしは得意のchick litしか買わなかったけど、姐さんに"Pride and Prejudice and Zombies"を買わせることにまんまと成功(ゾンビこわいから私は読んでいないんだけど)。あと、飛行機のなかでモンティ・パイソンを見たばかりだったので、何冊か出ているマイケル・ペーリンの昔の日記を買おうかなあ・・・とパラパラ見てたのだけど、分厚さに負けた。いつか時間があったら読んでみたい。あ、ここにもマイケル・ペーリンの本があるよ!と興奮して手にとって見たらサラ・ペーリンの本だった。はは。

本屋でエキサイトしているうちに、ごはん食べたばかりなのに若干の空腹感を感じはじめ、「いまワンタン麺たべたいって言ったら引く?」と、そっとおうかがいを立てたところOKが出たので、セントラルの沾仔記へ。晩御飯の直後なのに、普通に食べられる!おいしい!さすがに完全にお腹いっぱいになり、SOHOのパブでお酒のみながらだらーっとおしゃべり。

閉店間際のHMVをうろついた後、前回すっかりお気に入りになったSEVVAへ。専用エレベーターのボタンを押すと、階数表示がされるであろうボタンのディスプレイに「?」というクエスチョンマークが出てびっくり。機械に疑問を呈されるなんて生まれてはじめてだよ。何度押しても「?」と返されちゃうので、セキュリティのカウンタに行って聞いてみたら、日曜なので休みとのこと。ショッキング!!!だからって「?」て!

結局マンダリンのケーキショップに行って、お茶とマンゴープリン。マンゴープリンは正統派の味わいでおいしかった。遅くまで話し込み、スターフェリー乗り場まで送ってもらうと、すでに終電(終船?)が出たあとだった・・・しーーーん。姐さんと別れ、まださすがに走ってるMTRに乗ってTSTまで戻り、早くも荷造り。やっぱり正味丸一日の滞在は短すぎる!