marik2011-04-14

時計がほしいなー、と思うときにいつも心に描いていた理想の時計が、わたしが子どものころに母親がつけていた金色のきゃしゃな腕時計で、できればあの時計そのものが欲しいけれど、元祖・断捨離番長の母のことゆえ、もうとっくに破棄してしまっただろうと、確認することすらあきらめていたものの、今年の正月にふと思い立って本人に聞いてみたら、引き出しのはるか奥深くから奇跡的に発掘されたのでした。
壊れていてすっかり年季の入ったビジュアルになっていたのだけど、ぴかぴかに磨き、オーバーホールと修理に出して数ヶ月、本日無事に復活して戻ってきました。うれしい。新婚時代の父から母への初めての外国(しかも香港!)みやげがこの時計だったらしい。60年代の香港からやってきた時計だなんて、うっすらと浪漫を感じるわ。
父のおみやげの時計といえば、高校の入学祝いに父が台湾で買ってきたグッチの時計をもらって喜んでいたら、「基隆の夜市で買ったんだよ」と悪びれもせずに言われ、さらに父の腕には四角い(!)ロレックスが光っていた。コラ!!さすがに、このRADOの時計は本物です。